にっぽん未来プロジェクト競走in多摩川
- 12
- 6水
- 7木
- 8金
- 9土
- 10日
中心は中野次郎も混戦ムード 渡邉英児、間嶋仁志の進入にも注目
主な出場選手
- 間嶋仁志3362(三重)
- 渡邉英児3502(静岡)
- 石田章央3811(静岡)
- 中野次郎4075(東京)
- 寺本重宣4086(東京)
- 小林泰4401(東京)
- 島田賢人4505(埼玉)
中野次郎
4075 (東京)
冬場を迎え本来の快速戦が復活か
東京支部屈指のオールラウンダーだが、今年は意外な苦戦が続いている。今年の優勝は2月の当地一般戦のみで、中野の実力を考えれば、ちょっと寂しい戦績といえる。それでも、その時は2連対率24.6%のモーターを仕上げて7戦してオール2連対の大活躍。同時のあっせんだったシリーズの看板・峰竜太の存在も、かすんでしまったほどだ。中野はその直前に走っていた若松周年で馬場貴也にプロペラのアドバイスをもらい、それを多摩川で試したところバッチリ当たって自身も驚くほどの足になっていた。このプロペラは気温が高かった場合には全く使えないとのことだったが、12月ともなれば再び使用することが可能なはず。今節は多摩川を得意とする選手も多いが、通算V49のうち10回は当地でのものと、中野の実績は際立っている。相性抜群の水面で本来のリズムを取り戻し、復調のきっかけをつかみたい。
小林泰
4401 (東京)
Fの足カセが取れ本来の攻撃力全開
やや好不調の波があり、期ごとにB1級、A2級、A1級を行ったり来たりの成績だったが、近年は4期連続でA1級をキープと高勝率を維持。しかし、前期の期初めだった5月の2節目にいきなりフライングを切り、持ち前の快スタートが封じられ、苦しい戦いを強いられてしまった。7期続けた6点勝率も維持できず、来年1月からは久々のA2級へ降級。そうした状況でも、水面との相性の良さから対抗選手にピックアップしたい。多摩川は過去8節のうち、6回のファイナル進出を果たしている得意水面。直近の10月出走時には準優で敗退してしまったが、中堅もないモーターながら得点率4位で予選を突破と頑張った。10月には2回当地を走っていて、調整面で大きな強みになるはずで、好モーターさえ引ければさらに上をめざせる。山梨出身の小林にとって多摩川は純地元といっていい。当地初Vにかける思いはかなり強いはずだ。
藤田俊祐 ※欠場
5226 (東京)
A2級は通過点 好素質でまだ伸びる
21年11月に当地でデビューした129期生。養成所のリーグ戦では6.99と期の中で4番目の高勝率を残し、修了記念の優勝戦は3着。養成所の成績はダテではなく、デビューから3期目の現在はB1級ながら5.04の勝率をマーク。そして来期は5.68の勝率を挙げてA2級への昇格も決定させた。基本はのぞけば握るまくりが主戦法だが、早い時期から内コースも主張していて、イン戦の精度も確実に上げてきている。最近は道中の接戦にも安定感を増していて、10月の三国一般戦の準優では清水敦揮、茶谷信次と道中激しい2着争いを制して3連単19万円台の超大穴を演出して話題になった。2023年の多摩川フレッシュルーキーなので当地を走る回数は多く、今節は今年早くも12回目の参戦。近況は予選突破が増え、7月にはデビュー初優出を果たすなど調子も上昇線。選手生活初Vも目前といえるが、その舞台は走り慣れた多摩川の可能性が高い。
※欠場となりました