四市組合設立56周年記念BTS市原カップ
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群馬の重鎮・江口晃生が1歩リード 今節は地元勢も充実の布陣
主な出場選手
- 江口晃生3159(群馬)
- 飯山泰3940(東京)
- 安達裕樹4227(三重)
- 河村了4308(愛知)
- 松田大志郎4544(福岡)
- 永井彪也4688(東京)
- 馬場剛4769(東京)
- 澤田尚也5017(滋賀)
江口晃生
3159 (群馬)
3000勝も夢でない衰え知らずの古豪
群馬支部のエースとして君臨する毒島誠の師匠としても知られるが、江口自身も相当な経歴の持ち主。98年の平和島チャレンジカップ、05年の桐生オーシャンカップと2回のSG制覇があり、G1戦の優勝も6回ある。2020年には下関で史上29人目となる24場制覇、今年5月には住之江で史上38人目となる通算2500勝も達成。数々の金字塔を打ち立ててきた。マスターズ世代になってからかなりの年月が過ぎても、衰えるどころかさらに円熟味、強さが増していて、長い間高勝率を維持。来期の分も含めれば16期連続で7点以上の勝率を守っている。過去116回の優勝のうち、多摩川での優勝も6回あり水面との相性も上々だ。レーススタイルは常に内狙いで、ダッシュ水域からのスタートはない。当然、深い起こし位置も避けられないケースが多々あるが、常に出足と行き足は仕上げてくるので全く問題にせず、外の攻めを封じてさばく。
澤田尚也
5017 (滋賀)
師匠・馬場貴也並みの豪快ターン
西の住之江では師匠の馬場貴也がSGグランプリで一世一代の勝負に出ようとしている。弟子の澤田尚也もこの時期、気合満点の走りをするに違いない。澤田尚也は師匠の馬場貴也と同じあっせんが続いたことがあり、各レース場を一緒に巡りながら、多くのことを学んだそうだ。ターン出口のウイリーンターンのボートの浮き具合など、今ではかなり似ている印象を受ける。あのターン一発で3艇身は違うんじゃないかと、対戦相手は思うようだ。ただ、そのターンをするのにも、プロペラ調整やマッチングを成功させるのが大前提で、その努力も人一倍だ。来年1月から適用の級別を含め、澤田は5期連速A1級。優勝は6年間の通算でまだ4回だが、勝った時のダイナミックさは人々の脳裏に焼き付く。多摩川はまだ4節の出場しかないが、昨年のヤングダービーでは準優3着。末永和也、羽野直也の好枠勢に6枠から迫った3着だった。飛躍は秒読み段階。
永井彪也
4688 (東京)
得意水面で近況の不振脱却を図る
テレビでもおなじみのボートレースCM、その若き主人公のモデルでもあるイケメンレーサー。人気だけでなく実力も兼ね備えていて、19年に三国ヤングダービーでG1初V、同年グランプリシリーズで準優勝の実績もあり、21年には丸亀周年で2回目のG1を制覇した。ただ、その丸亀を境にもう約2年間も記念戦の優出から遠のいている。一般戦の優勝はこの2年間で4回あったが、永井の実力を考えれば、らしくない成績が続いている。過去16回の通算優勝のうち、純地元の多摩川では6回の優勝がある。自他ともに認める得意水面で復調のきっかけをつかみ、再び記念ロードで活躍してほしい。レーススタイルは全速よりも差しやまくり差しを多用する。もちろんスリットの隊形次第ではまくりもあるが、スリットからのぞいておいて、余裕を持って鋭く艇間を割るのが永井の勝ちパターン。そのため永井が勝つときは、大体において内の艇を連れてくる展開が多い。