BOATRACE 多摩川
開催中 11/23 開門時間 10:00
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レース展望

一般

四市組合設立56周年記念BTS市原カップ

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出場予定選手一覧

群馬の重鎮・江口晃生が1歩リード 今節は地元勢も充実の布陣

「四市組合設立56周年記念BTS市原カップ」は準優3個レース制での5日間開催。住之江のグランプリとほぼ同時期の開催だが、なかなか充実した顔ぶれとなっている。まず目に留まるのが江口晃生。群馬の重鎮は何枠でもインか2コースを取って当たり前。出場する全レースで展開をつくりに出る。一方、ヤング世代の代表なら、ズバ抜けた旋回力がある澤田尚也に大きく注目したい。また、安達裕樹、桐本康臣の三重コンビもそつのないレース運びで的確にポイントを稼いでくる。そして多摩川には絶対の自信を持つ河村了はどんなモーターを引いても確実に仕上げて好走する。今節は地元東京支部も好メンバーがそろう。純地元の永井彪也を筆頭に、調子をつかめばまくりの連打で突っ走る飯山泰や佐藤大佑からも目が離せない。馬場剛は11月に多摩川を走ったばかりで、その時は優勝戦1枠を得る大活躍。ファイナルでは2艇に差されて3着。今節はそのリベンジを期す。

主な出場選手

  • 江口晃生3159(群馬)
  • 飯山泰3940(東京)
  • 安達裕樹4227(三重)
  • 河村了4308(愛知)
  • 松田大志郎4544(福岡)
  • 永井彪也4688(東京)
  • 馬場剛4769(東京)
  • 澤田尚也5017(滋賀)
本命選手

江口晃生

3159 (群馬)

3000勝も夢でない衰え知らずの古豪

群馬支部のエースとして君臨する毒島誠の師匠としても知られるが、江口自身も相当な経歴の持ち主。98年の平和島チャレンジカップ、05年の桐生オーシャンカップと2回のSG制覇があり、G1戦の優勝も6回ある。2020年には下関で史上29人目となる24場制覇、今年5月には住之江で史上38人目となる通算2500勝も達成。数々の金字塔を打ち立ててきた。マスターズ世代になってからかなりの年月が過ぎても、衰えるどころかさらに円熟味、強さが増していて、長い間高勝率を維持。来期の分も含めれば16期連続で7点以上の勝率を守っている。過去116回の優勝のうち、多摩川での優勝も6回あり水面との相性も上々だ。レーススタイルは常に内狙いで、ダッシュ水域からのスタートはない。当然、深い起こし位置も避けられないケースが多々あるが、常に出足と行き足は仕上げてくるので全く問題にせず、外の攻めを封じてさばく。

対抗選手

澤田尚也

5017 (滋賀)

師匠・馬場貴也並みの豪快ターン

西の住之江では師匠の馬場貴也がSGグランプリで一世一代の勝負に出ようとしている。弟子の澤田尚也もこの時期、気合満点の走りをするに違いない。澤田尚也は師匠の馬場貴也と同じあっせんが続いたことがあり、各レース場を一緒に巡りながら、多くのことを学んだそうだ。ターン出口のウイリーンターンのボートの浮き具合など、今ではかなり似ている印象を受ける。あのターン一発で3艇身は違うんじゃないかと、対戦相手は思うようだ。ただ、そのターンをするのにも、プロペラ調整やマッチングを成功させるのが大前提で、その努力も人一倍だ。来年1月から適用の級別を含め、澤田は5期連速A1級。優勝は6年間の通算でまだ4回だが、勝った時のダイナミックさは人々の脳裏に焼き付く。多摩川はまだ4節の出場しかないが、昨年のヤングダービーでは準優3着。末永和也、羽野直也の好枠勢に6枠から迫った3着だった。飛躍は秒読み段階。

地元イチオシ

永井彪也

4688 (東京)

得意水面で近況の不振脱却を図る

テレビでもおなじみのボートレースCM、その若き主人公のモデルでもあるイケメンレーサー。人気だけでなく実力も兼ね備えていて、19年に三国ヤングダービーでG1初V、同年グランプリシリーズで準優勝の実績もあり、21年には丸亀周年で2回目のG1を制覇した。ただ、その丸亀を境にもう約2年間も記念戦の優出から遠のいている。一般戦の優勝はこの2年間で4回あったが、永井の実力を考えれば、らしくない成績が続いている。過去16回の通算優勝のうち、純地元の多摩川では6回の優勝がある。自他ともに認める得意水面で復調のきっかけをつかみ、再び記念ロードで活躍してほしい。レーススタイルは全速よりも差しやまくり差しを多用する。もちろんスリットの隊形次第ではまくりもあるが、スリットからのぞいておいて、余裕を持って鋭く艇間を割るのが永井の勝ちパターン。そのため永井が勝つときは、大体において内の艇を連れてくる展開が多い。

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