BOATRACE 多摩川
開催中 11/23 開門時間 10:00
warkey-ico
menu-open-ico MENU

レース展望

一般

第45回新春特別かどまつ賞

1
3
4
5
6
7
出場予定選手一覧

桐生順平と濱野谷憲吾! 埼玉、東京の両エースが激突

正月恒例の「第45回新春特別かどまつ賞」は準優3個レース制で行われる5日間開催。出場メンバーの大多数は関東地区の選手で、そのほとんどを東京支部と埼玉支部が占める。濱野谷憲吾を筆頭に中心となるのはやはり地元勢だが、そこにクサビを打ち込むべく敢然と立ち向かうのが桐生順平。濱野谷と桐生、東京と埼玉が誇る2大エースがシリーズをけん引するのは間違いない。この両者に割って入るのは誰か。3番手の筆頭は、多摩川を最も得意とする三角哲男。水面との相性も加味すれば、先の2人が相手でも好勝負を演じられる。さらに、ソツのないレース運びで手堅くポイントを稼ぐ齊藤仁や作間章に、全速主体の攻めで積極的にレースをつくる内堀学や北山康介も見逃せない。埼玉勢では佐藤翼にも注目。23年は5回のSGに参戦。近況の記念で目立った活躍はないが、一般戦を走ればケタ違いのターンスピードで圧倒してくる。

主な出場選手

  • 三角哲男3256(東京)
  • 濱野谷憲吾3590(東京)
  • 作間章3966(東京)
  • 齊藤仁3978(東京)
  • 桐生順平4444(埼玉)
  • 内堀学4496(東京)
  • 北山康介4535(東京)
  • 佐藤翼4573(埼玉)
本命選手

桐生順平

4444 (埼玉)

円熟期を迎えた埼玉支部唯一のGP覇者

3回のSG優勝、17回のG1優勝を誇る埼玉支部のエース。同支部の現役選手でSGを複数回制しているのはこの桐生だけで、埼玉支部唯一のグランプリ覇者でもある。23年はすべてのSGに参戦してオーシャンカップは優出3着、ダービーは準優勝の活躍。G1では若松周年、戸田周年を制して確実に賞金を積み上げて、3年連続でグランプリに出場と今が選手としても円熟期にある。ターンの鋭さやスピード、あるいは1Mの読みなどに関してはあえて説明するまでもなく、一般戦ならコース不問で舟券の対象からは常に外せない。戦えるレベルの足さえあれば、間違いなくシリーズをけん引するだろう。記念レースの常連なので多摩川を走る機会は多くないが、当地では関東地区選を2回制した実績がある。21年のチャレンジカップでも優出3着と水面との相性も良好だ。年の初めにしっかりと結果を出し、3月の地元戸田クラシックを好リズムで迎えたい。

対抗選手

濱野谷憲吾

3590 (東京)

圧倒的な人気を誇る東京支部のエース

92年の平和島での初出走は2着、2走目に早くも水神祭を達成とデビュー早々から好センスぶりを発揮。その大胆なレース運びから固定ファンも多く、SGオールスターには、97年から23年(準優勝)まで、27年間連続で出場している地元の大スター。人気だけでなく5回のSG制覇、24回のG1制覇を誇り、マスターズ世代になっても変わらず高勝率を維持する実力者だ。23年は9月の常滑周年、唐津周年でG1を2回優勝の固め打ちで通算100回目の優勝も達成。獲得賞金も大きく上乗せして、2年ぶり14回目のグランプリ出場も果たした。濱野谷は記念のあっせんが多いので、地元とはいえ多摩川を走る機会は限られているが、ここまで2回のG1Vを含め16回の優勝を誇り、あと1つ上乗せすれば当地最多Vの記録を持つ三角哲男の17回に並ぶ。直近の多摩川出場は10月のウェイキーカップ。その時は思うように仕上がらず節間2勝に終わったが、初日のドリームは地元の意地を見せて人気に応えて逃げ切っていた。一般戦を走れば存在感は断然だ。

地元イチオシ

三角哲男

3256 (東京)

当地最多17Vを誇る是政の古豪

唯一のSG優勝は大外から差して制した94年の住之江グラチャン。あれから約30年の月日が経ち、今節出場メンバーの中では最古参となっているが、現在でも高水準の勝率を残していてA1級を維持。4月には史上37人目の通算2500勝も達成した。最近は記念を走るケースが減ってしまったが、23年は一般戦ながら10回の優出を果たして、優勝3回、準優勝も3回と勝負強さは相変わらずだ(12月19日現在)。東京3場ではいずれも安定した成績を残すが、特に多摩川の強さは際立っている。多摩川通算17回の優勝は長岡茂一、濱野谷憲吾を抑えて最多の数字だ。得意水面の当地ではモーターの調整でも常に正解を出すのが大きな武器。低勝率機でも戦える範囲のパワーはつけ、好素性機ならば間違いなく上位の足に仕上げてくる。もちろん多摩川での走り方も熟知していて、展開に応じたベストのハンドルを入れる。

シリーズインデックスに戻る