BOATRACE 多摩川
開催中 03/31 開門時間 10:45
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レース展望

一般

第20回マンスリーBOATRACE杯

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出場予定選手一覧

中心はSG2冠の平尾崇典 地元からも個性派が多数参戦

「第20回マンスリーBOATRACE杯」は準優3個レース制の5日間開催。今節から新モーター、新ボートに入れ替わる。相場がほぼないので、展示での直前気配を読むことがかなり重要になる。乗り手の実績は平尾崇典が上位だが、主軸となるレーサーにはそれほど大きな差はない。近況はかなり力をつけている黒野元基、前田翔の愛知コンビも抜群のターンスピードで大暴れ必至。黒井達矢が昨年は戸田周年(5着)、尼崎ダイヤモンドカップ(2着)の2優出と最近は記念でも存在感を示している。また、妹尾忠幸、小坂尚哉もそつのないハンドルで確実にポイントを稼ぐ。地元の大将格は若松クラシックから転戦の若林将だが、今節は東京支部から個性派が多数参戦。ボート界最古参レーサーとなった高橋二朗、枠に関係なく常に内を奪う西田靖らの大ベテランに加え、正月のかどまつ賞をカドから強烈まくりで優勝した内堀学は当地連覇をかける。

主な出場選手

  • 平尾崇典3822(岡山)
  • 東本勝利4066(三重)
  • 妹尾忠幸4089(岡山)
  • 小坂尚哉4295(兵庫)
  • 若林将4335(東京)
  • 黒井達矢4528(埼玉)
  • 黒野元基4960(愛知)
  • 前田翔5089(愛知)
本命選手

平尾崇典

3822 (岡山)

全天候型のオールラウンダー

2024年前期は調子を崩して7期守っていたA1級から陥落してしまったが、2024年後期と2025年前期はともに6.88の勝率を残してA1級に復帰。今年はここまで優勝こそないものの、2月の中国地区選で優出5着と気を吐いた。過去に2012年の児島チャレンジカップと2018年の住之江GPシリーズでSG制覇の実績があり、G1も5回の優勝がある。特にチャレンジカップの優勝は獲得賞金額で33人抜きを演じて大逆転のグランプリ出場を決め、多くのファンの記憶に残った。整備、調整に一家言を持ち常に安定してモーターを出す。コースを問わずベストの位置にボートを持っていくので大崩れが少ない。不利な外枠時でも展開があれば確実に好位置に舟を運んでくるので、舟券には常に絡めておきたい。多摩川は過去に3回の優勝歴があり、直近の当地一般戦の出場は昨年10月のBOATBoyCUPで節間5勝の活躍から優出(5着)している。

対抗選手

黒野元基

4960 (愛知)

記念でも通用する強烈なまくりが魅力

2020年のびわこから5年連続でヤングダービーに出場中。2022年前期から7期連続でA1級を維持する愛知の成長株だ。昨年は12回の優出があり、優勝4回、準優勝も4回と勝負強さもなかなかだ。多摩川で印象深かったレースが一昨年3月のウェイキーカップ準優戦。すぐ外の船岡洋一郎にまくり差されてしまい惜しい2着だったが、4カドから一気に絞って内3艇をたたき3連単9万円台の大穴を演出し、自身うれしいG1初優出(6着)を決めた。この好走で自信をつけたか、その後に参戦した昨年7月の坂上忍杯は予選から大活躍して、優勝戦で1枠を得て堂々の逃げ圧勝。レーススタイルは自在ではあるが、黒野の持ち味はのぞけば握る積極的な姿勢。コースにかかわらず、スリットで先手を奪った場合にはまくっていくパターンが多い。今年はあまり目立った活躍はないが、得意水面となった多摩川でリズムを整えたい。

地元イチオシ

若林将

4335 (東京)

昨年はV6をマークと大躍進

昨年は自身最多となる年間V6を挙げて今年3月の若松SGクラシックに出場し、今節はそこからの転戦となる。若林のSG参戦は2020年の平和島クラシック以来5年ぶり。大レースを走ればそれなりの収穫もあるはずで、今節はひと皮むけた走りを見せてくれるだろう。周年制覇の実績がある江戸川で滅法強いイメージがあるが、多摩川との相性も良好。江戸川、平和島では過去に5回ずつの優勝があり、多摩川でもV4の実績と東京3場はどの場も安定した実績を残す。一般戦に限れば現在当地4連続優出中で、そのうち優勝2回、準優勝1回と好走。若林の武器は他艇を出し抜くスタート力で、過去1年の平均タイミングは12とかなり踏み込んでいる。ひと頃はまくりのイメージが強かったが、最近は隊形に応じて変化技も多用する。スリットで先手を奪えば1マークまでには他艇より前にいるので、余裕を持ってさばくことができる。

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