第47回関東日刊紙ボートレース記者クラブ杯
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今垣光太郎が復調し中心 渡邉雄朗は当地連続優勝中
主な出場選手
- 今垣光太郎3388(福井)
- 吉川昭男3582(滋賀)
- 深川真二3623(佐賀)
- 伊藤将吉4033(静岡)
- 岡崎恭裕4296(福岡)
- 山田哲也4297(東京)
- 高野哲史4512(兵庫)
- 渡邉雄朗4748(東京)
今垣光太郎
3388 (福井)
数々の記録を残した福井永遠のスター
デビュー4年半の近畿地区選で記念初優出。その時は父である武志さんも優出を果たして親子対決が話題を呼び、優勝したのは武志さん。光太郎は惜しくも3着。記念初Vはさらに3年後の下関周年だったが、そこからの活躍はすばらしく、9回のSG優勝回数は歴代9位。G1の優勝も30回を数える。2016年に尼崎で24場制覇を達成し、2018年には通算100Vを三国で、そして昨年は通算2500勝を大村で達成と記録ずくめ。福井支部を支えてきた大エースであり、全国にファンが多い永遠のスターでもある。今年は1月と2月のFで、前期は出走回数不足のA2級となったが、来期は再びA1級に復帰する。外枠時には伸び仕様での一撃もあり、3カドもありなど勝ちにこだわった執念のレーススタイル。スターレーサーだけに記念以外で多摩川を走る機会は少ない。来年からは再び記念ロードに戻るはずで、一般戦で当地を走る今節はレアケースで見もの。
深川真二
3623 (佐賀)
絶妙の巧さばきでまくり艇を封印
昭和の時代には「イン屋」と言われたレーサーが数多くいた。常に1コース狙い、あるいは最低でも2コース発進で、ダッシュ水域には見向きもしなかった。時代が令和に移り、こうしたレーサーは激減したが、深川真二は残った数少ない個性派。ダッシュ水域からのレースはまずなく、1コースを奪って逃げるか、2コースに潜って差すかのスタイル。当然、楽に起こせないケースも多いが、深い進入には慣れているのでスタートはバチっと行く。2003年の後期から現在までA1級を外したのはF2で出走回数不足だった2018年後期の1回だけ。常に高勝率を維持し、ダービーには過去20回出場。2012年からは13年連続出場を続けていて、マスターズ世代になっても全く強さに陰りがない。SGは2017年の平和島ダービー、2020年の平和島グランプリシリーズをいずれも2コース差しで制した。G1の優勝も5回あり、こちらはすべて王道の逃げ決着。
渡邉雄朗
4748 (東京)
連続優勝中の水面で今年V6めざす
デビュー7年後の2020年に戸田で初Vを達成してその年はV2。翌2021年に2回優勝した後は目立った活躍がなかった。成績に波があったのはスタート事故。デビューから11年あまりで18本のフライング、期別F2を5回も経験している。しかし、安定してスタートを決め、無傷の今年は大ブレイク。ここまでV5の活躍で来年のクラシック出場も視野に入ってきた。多摩川は今年4月と10月に走っていずれもVと連続優勝中。先月に走ったばかりなのは大きな強みになるはずで、調整面などその時の感触も残っているだろう。変化技も使うが主戦法はまくり。まずは伸びを求めて調整し、それがうまく当たった場合にはかなり威力のある足になる。人気薄の時でも大物食いがあるので穴党にとっては頼もしい存在でもあり、すぐ外のレーサーにいい展開をつくってもくれる。存在そのものがレースを面白くしてくれる。