第59回日刊スポーツ賞
- 11
- 24金
- 25土
- 26日
- 27月
- 28火
- 29水
実力上位の山崎郡&久田敏之に対し地元勢も大池佑来らズラリ
主な出場選手
- 中辻博訓3833(福井)
- 福来剛4095(東京)
- 久田敏之4188(群馬)
- 前沢丈史4366(東京)
- 大池佑来4468(東京)
- 塩田北斗4566(福岡)
- 戸塚邦好4575(東京)
- 山崎郡4760(大阪)
山崎郡
4760 (大阪)
近況大ブレイク中の浪速の気鋭
デビュー当時はなかなか結果を残せず、水神祭は選手になってちょうど1年後と決して早い方ではなかった。それでも着実に力をつけ、6期目にA2級に昇格し、次の7期目には待望のA1級入り。勝率も少しずつ上げて、来期の分も含めれば6期連続で7点勝率をマーク。一昨年から3年連続でダービーに出場するなど完全に好素質が開花した。今年はほかにもオールスター、グラチャンとSGに計3回参戦。層の厚い大阪支部に在籍しているので実力の割には記念に出場する機会は少ないが、SGでさらに活躍すれば確実に記念常連メンバーに定着するだろう。今年はこれまで一般戦ながらV4の活躍。もう少しの頑張りで来年のクラシック出場が見えてくる。多摩川はまだ7節のみと走る機会が少ないが、2017年にはオール2連対V、昨年12月にはオール3連対から圧勝V、今年3月の68周年記念では準優進出(3着)と健闘していて、水面との相性は上々だ。
久田敏之
4188 (群馬)
常に高勝率を維持する群馬の安定株
2002年にデビューの91期生。父は2018年に引退した久田正晴さん。久田敏之はデビューからちょうど1年後の徳山で初優出を果たすなど、早くから好センスぶりをアピールした。SG、G1のタイトルこそないものの、A1級を23期連続で続けるなど常に成績は高水準で安定。2016年から2021年まで6年連続でダービーにも参戦していた。特に記憶に残るのが2017年の平和島ダービー。初日から4連勝をマークして予選をトップ通過も、準優で惜しくも+02のフライング。勝負事に『たられば』は禁物だが、もしもスタートで残っていれば優勝できた可能性はかなり高かった。昨年は椎名豊がオーシャンカップで、今年は土屋智則がクラシックでと群馬支部の選手がSG初Vを飾ったが、久田自身もいつ記念を勝ってもおかしくない地力は備えている。本命に推した山崎同様に、久田も今年はここまでV4。こちらもクラシック出場へ勝負態勢にある。
大池佑来
4468 (東京)
優出ラッシュ 得意の当地でさらに加速
今節は9人の現A1級の選手が出場する。そのうち4人が地元東京支部。誰をピックアップするかは迷うところだが、近況の勢いならこの大池がズバ抜けている。一般戦に限れば、F休み明けの7月浜名湖から10月の児島まで現在9連続優出中(11月10日現在)。特に近況5節の一般戦は優勝4回、準優勝1回の強烈なペース。ちなみにこの大池も今年V4で、やはりクラシック出場がかかる位置。大池は記念V歴がある江戸川で好走するイメージが強いが、多摩川との相性もかなりいい。当地での近況5節はすべて優勝戦に乗っていて、ここ2節は惜しくも準優勝だった。特に前回9月は優勝戦で1号艇を得ながら、スリットで後手を踏んでしまい上田龍星にまくられてしまった。今節はその敗戦からまだ日も浅く、悔しさは残ったまま。いったん調子をつかんでしまえばそのまま突っ走るタイプだけに、全速戦の連打で前回戦の雪辱を果たしたい。