GⅢオールレディースリップルカップ
- 4
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中心は多摩川好相性の平山智加で不動 ターン鋭い西橋奈未が迫る
主な出場選手
- 中谷朋子3845(兵庫)
- 廣中智紗衣4117(東京)
- 三浦永理4208(静岡)
- 平田さやか4286(東京)
- 平山智加4387(香川)
- 藤原菜希4627(東京)
- 清埜翔子4738(埼玉)
- 西橋奈未4961(福井)
平山智加
4387 (香川)
実績も当地相性もすべて抜けた存在
今節出場している選手では山川美由紀とこの平山の実績がズバ抜けている。それぞれグランプリ以外のSGすべてに出場歴があり、男子相手の混合戦でG1制覇の実績がある。そしてともに多摩川開催のレディースチャンピオンでVを飾っている。現在の多摩川との相性と近況の勢いでは平山が断然だ。女子戦に限れば過去5年の当地で優出を外したのは惜しくも次点だった昨年末のクイーンズクライマックスだけ。それ以外の7節はすべてファイナルに進出(V1)している。「毎月、多摩川に呼んでもらいたい」と言うように水面との相性は抜群で、常にモーターも出し、地元選手以上に走り方を心得ている。平山は昨年、全国で11優出3Vと安定した成績を残し、今年も1月に津のオールレディース、3月に芦屋一般戦を制しV2と好ペース(3月18日現在)。素性のいいモーターを引いた場合には平山の独壇場になる可能性が高い。
西橋奈未
4961 (福井)
女子屈指のスピード旋回で相手を翻弄
昨年末当地のクイーンズクライマックスシリーズで優勝し、今年2月の男女W優勝戦でも節間5勝を挙げて優出を果たすなど多摩川との相性は上々。3月には地元三国で、大村BBCTを制した関浩哉や昨年当地クイーンズクライマックス覇者の浜田亜理沙など好メンバーがそろった混合戦でVを飾るなど近況のリズムもいい。過去に記念戦の優出は2021年の浜名湖レディースチャンピオンのみだが、混合戦のG1でも活躍していて、昨年3月の三国周年は惜しくも準優3着だった。F2の影響もあり1月から適用の今期勝率は6.22とA1級ギリギリだったが、その前の適用勝率は自身最高の7.19をマークしていた。器用に変化技で着をまとめるタイプではないが、女子でも屈指の旋回スピードを駆使した全速戦はかなりの威力がある。ネックはフライングの多さだが、課題のスタートさえ安定すれば男子相手でも記念Vを争える地力を備える。
平田さやか
4286 (東京)
悲願の地元Vへ今度こそ
地元東京支部から参戦するA1級の選手は廣中智紗衣、藤原菜希の2名だが、近況の多摩川の実績も加味してあえて取り上げたいのがこの平田。2月の当地男女W優勝戦では7戦6勝という大活躍で予選をトップ通過。W準優は3、1着だったので、1、2着の今井裕梨に絶好枠を譲ったが、優勝戦はうまく差して松尾夏海とバックで首位争いを演じた。両者とも勝ちたい意識が強く出てしまったせいか、2Mで激しく競って共倒れの形になり、今井に足元をすくわれる形での惜しい準優勝。それでもこの節の活躍は大きな自信になったはず。平田は昨年6月当地の混合戦でも優出5着と、最近の多摩川では常に好走している。男女W優勝戦の時もうまくモーターを仕上げてレース足ならトップクラスに仕上げていた。その時の感触もまだ残っているはずで、1カ月前に走ったのは大きなアドバンテージになるだろう。