第19回マンスリーBOATRACE杯
- 4
- 14日
- 15月
- 16火
- 17水
茅原悠紀VS湯川浩司の構図 割って入れば地元の角谷健吾か
主な出場選手
- 角谷健吾3613(東京)
- 間嶋仁志3362(三重)
- 正木聖賢3920(広島)
- 重野哲之3995(静岡)
- 湯川浩司4044(大阪)
- 茅原悠紀4418(岡山)
- 宮地元輝4445(佐賀)
- 前田篤哉4983(愛知)
茅原悠紀
4418 (岡山)
卓越した旋回スピードを誇る岡山の看板
昨年は中国地区選、芦屋周年を含むV6の活躍。それ以上に印象深かったのがSGでの安定した活躍。8回すべてのSGに参戦し、そのうち6回の優出。オールスターは準優で惜しくも落水、メモリアルも予選2日目の減点さえなければ準優に乗れていた好成績だった。今年もその勢いを継続していて、地元児島の正月戦を制し、続く大村のBBCTでは準優勝。3月末の唐津ダイヤモンドカップも優出(4着)と好調を維持したままの参戦だ。多摩川では2021年のウェイキーカップでの優勝が記憶に残る。圧倒的な人気を集めてインから01のトップスタートを切っていた毒島誠をカドから一気のまくりで破った。直近の多摩川参戦は昨年10月のウェイキーカップで、この時も優出4着と好走。当地を走る機会は多くないが、持ち味を発揮できる静水面で、存分に旋回スピードを生かせる。一般戦なら格の違いを見せつけよう。
湯川浩司
4044 (大阪)
復活を遂げた浪速の快速王子
数多くのタイトルホルダーを輩出した85期生。湯川は通算4回のSG優勝があり、G1の優勝も13回を誇る。巧みなモーター調整で快速に仕上げるのがうまいことから付いた異名は「快速王子」。さらにSG優勝のうち3回がグラチャン。開催時期の6月とかけて「湿気王子」で紙面をにぎわせたこともあった。長く大阪支部をけん引してきた1人だが、ここ数年は一般戦の優勝はチラホラとあったが、記念の優勝からは2020年の蒲郡周年を最後に遠去かっていた。しかし、今年は1月にG2江戸川MB大賞で約3年9カ月ぶりの特別競走制覇。さらに3月のG1江戸川周年でも再びVと本来の姿が戻ってきた。獲得賞金額も現在は4位の位置にいる(3月31日現在)。このペースが維持できれば11年ぶりのグランプリ出場さえ見えてくる。多摩川を走るケースは少ないが2010年にはウェイキーカップ制覇の実績。約2年半ぶりの当地でも問題なさそう。
角谷健吾
3613 (東京)
得意水面でA1級確保へメイチ
今節出場する東京支部のうちA級なのはこの角谷だけ。必然的に地元の期待が集まる。4月は級別審査の締め切り月なので、ボーダー付近にいる選手は目の色を変えて勝負に出よう。今期の角谷は3月31日現在で勝率5.94とA1級ボーダーの下に位置。ピッチを上げないと降級の危機にあり、かなり気合が入るはず。多摩川は15回の優勝実績があり、東京3場でも最も相性のいい水面。条件はやや厳しいが、ここでしっかり結果を出して次の児島一般戦につなげたい。当地ではとにかくモーター出しが的確。特に行き足から伸びがきた時は、武器である速攻戦に磨きがかかる。今節は新モーターなので手を入れられる部分は少なく、誰もがプロペラなど外周りだけの調整を余儀なくされる。その分でも多摩川での調整に長けている角谷にとってはアドバンテージになるはずだ。