第59回東京スポーツ賞
- 4
- 20土
- 21日
- 22月
- 23火
- 24水
新機2節目も気配に要注目 近況の勢いなら権藤俊光
主な出場選手
- 佐藤大介3813(愛知)
- 桐本康臣4043(三重)
- 梶野学志4140(東京)
- 小坂尚哉4295(兵庫)
- 高野哲史4512(兵庫)
- 権藤俊光4832(大阪)
- 大澤風葵5141(群馬)
権藤俊光
4832 (大阪)
サーキットでも水上でも縦横無尽の走り
115期生の最年長でデビュー時の年齢は27歳とかなり遅かったが、養成所に入所する以前は全日本選手権、ヨーロッパでも活躍したオートバイのプロレーサーだった。サーキットでの経験が水上でも生かせたので、やまとでのリーグ戦の勝率は仲谷颯仁に次いでの2位。デビュー後も順調に勝率を上げて6期目にA2級に昇格し、現在は10期連続でA1級を維持している。ただ、優出は数多く経験しても初Vまでの道程は遠く、2021年の下関で29回目の挑戦で悲願達成。初Vが自信になったのか、その後はコンスタントに優勝が増え、通算優勝は6回となった。。昨年11月からの勝率は7点近いハイアベレージで、今節出場している選手の中で最も高い。この勢いなら2020年後期にマークした自己最高の7.13を塗り替えることも。多摩川を走る機会はそれほど多くないが、2020年のルーキーシリーズでは準優勝の実績がある。
梶野学志
4140 (東京)
純地元水面なら枠番不問で追いかけたい
上位陣が混戦状態の今節は、ピックアップする選手を選ぶのにかなり揺れる。技量と水面との相性も加味して取り上げたいのがこの梶野。決め技は多彩でまくり、差し、まくり差しと展開に応じてうまくハンドルを入れてくる。イン戦も安定していて過去1年での1着率は70%近い。さすがに外での単勝率は下がるが、それでも2、3着に食い込んでくる確率は結構高い。コースを問わずに器用なレースをするので、枠番に関係なく常に舟券の対象から外せない。引退した山口雅司さんのプロペラグループに属していたので多摩川は純地元といえる水面だ。走り慣れている強みもあり、過去28回の優勝のうち最も多く5回優勝しているのがこの多摩川。直近の当地参戦は昨年お盆の大郷葉月杯でこの時は優出3着だった。梶野の最も印象的だったレースは2020年7月の優勝戦。大外発進から激しい道中接戦を制して3連単で8万円台の大穴を演出した。
西田靖 ※欠場
3072 (東京)
深くても内へ 信念を貫く地元の古豪
数多くの記念レーサーを輩出した51期生。その中でも早くから頭角を現し、登録3000番台の選手では最も早くG1、SGを制している。西田が最も活躍した昭和や平成初頭までのボートレースはすさまじい待機行動だった。当時は待機行動違反の罰則がなかったため、前付け、後付け、割り込みは日常茶飯事。まして、グレードレースともなればその傾向は顕著で、誰が勝つかよりも進入の並びを予想する方が難しかったほどだ。コース取りの巧妙なベテランに対抗すべく、まだ若かった西田が独自に編み出したのがスーパーピット離れのプロペラ。選手持ちのプロペラがなくなった現在では、ピット離れで飛ぶことは少なくなったが、その時の名残で西田は昭和の香りを漂わす典型的なイン屋になった。深くなるリスクを背負っても内を奪い、持たせるか潰れるかギリギリのところで勝負する。西田の存在そのものがレースを面白くしてくれる。※欠場となりました