ボートレース多摩川バースデイカップ
- 6
- 5水
- 6木
- 7金
- 8土
- 9日
地力上位は萩原秀人 地元勢も活躍必至
主な出場選手
- 寺田千恵3435(岡山)
- 萩原秀人4061(福井)
- 郷原章平4193(福岡)
- 前田聖文4570(愛知)
- 藤原菜希4627(東京)
- 馬場剛4769(東京)
- 豊田健士郎4856(三重)
- 吉川貴仁4926(三重)
萩原秀人
4061 (福井)
巧妙なハンドルで他艇を翻弄
00年5月三国でデビューし、通算67回の優勝を誇る強豪レーサー。G1は16年12月の福岡周年での優勝がある。SGは優勝こそないが、10年3月平和島クラシックで初優出し、通算4回のファイナル入りの実績。22年後期こそ6.89で7点勝率を割ってしまったが、それ以前は14期も7点勝率を維持していた。イン戦の安定感も抜群だが、まくり、まくり差し、差しと決まり手は多彩。豪快さよりも器用で柔軟なレース運びが特長。どのコースでも舟券の対象から外せず、不利な6コースからでも3連対率が通算40%以上の確率で絡んでいる。そうでなくてはこの勝率は残せない。昨年は徳山MB大賞(4着)、若松周年(4着)などコンスタントに13回の優出があり、今年も4月の蒲郡から3節連続優出があった。多摩川を走る機会は少ないが、過去2回の優勝歴があり、19年のSGグラチャンでは準優勝と好走した。
馬場剛
4769 (東京)
迫力のスリット攻勢で主導権を奪う
13年5月デビューの112期生。同年8月に多摩川で水神祭を挙げ、15年の初優出、18年の初優勝もやはりここ多摩川で達成。馬場にとっては初づくしが多い相性のいい水面。また、過去には多摩川のフレッシュルーキーに選出されていた時期もあり、当地でのレースを数多くこなしているのは大きな強み。近況は絶好調で24年後期は4期ぶりに7点超えの勝率をマークしている。この期間は一般戦に限れば、初日に帰郷した蒲郡以外の11節中、準優に乗れず予選落ちしたのは1節だけ。優出もG2を含めると6回(V1)。馬場の武器は東京支部でも屈指のスタート力。そしてスリットで、のぞけば果敢に握っていく積極性だ。差し位置とされる4コースでも攻めの基点となるケースが目立つ。G1の優出はまだないが、1月の江戸川G2MB大賞では予選4位で準優2着。優勝戦は5着だったが記念常連相手に猛アピールした。
藤原菜希
4627 (東京)
地元女子ではタイトル奪取に最も近い
最近の東京支部の女子で最も勢いがあるのがこの藤原。3月の丸亀(5着)から多摩川(準優勝)、福岡(優勝)、唐津(優勝)と4節連続優出を記録。G2宮島レディースオールスターは準優で敗れたものの、予選は4位通過の好走だった。女子での獲得賞金も8位につけている(5月21日現在)。空手の世界チャンピオンという異色の経歴を持ち、阿波勝哉を師匠とするだけにレーススタイルはまくりが主体。特に持ち味の出せる伸びが仕上がっている時は全速戦が生きる。それに加えて最近は内での運びに安定感を加えていて、イン戦や2コース差しにも磨きがかかってきた。多摩川は優勝経験こそないものの、1月のヴィーナスシリーズ優出(6着)、4月オールレディース優出(2着)と連続優出中。男子相手でも破壊力のある全速戦は十分に通用する。2月の平和島関東地区選では準優出は逸したが2勝、2着2本の活躍がそれを証明している。