第1回坂上忍杯
- 7
- 9火
- 10水
- 11木
- 12金
- 13土
- 14日
当地は連続優勝中の徳増秀樹が中心 そろそろ藤田俊祐の初Vも
主な出場選手
- 徳増秀樹3744(静岡)
- 重野哲之3995(静岡)
- 古結宏4002(兵庫)
- 桐本康臣4043(三重)
- 妹尾忠幸4089(岡山)
- 松尾充4754(三重)
- 黒野元基4960(愛知)
- 藤田俊祐5226(東京)
徳増秀樹
3744 (静岡)
卓越した整備力とスタート力で圧倒
SGは2020年の宮島グランドチャンピオンを制していて、G1優勝も4回ある。マスターズ世代になっても変わらず高勝率。近況も好ペースを持続していて、一般戦に限れば6月21日の浜名湖まで現在5連続優出中(V1)。静岡支部でも屈指の整備巧者として知られる。前回の多摩川参戦は5月の「にっぽん未来プロジェクト競走in多摩川」で、低勝率の34号機を日ごとに仕上げ、最終日にはトップクラスの足に仕上げて優勝。この34号機はその後も好パワーを維持していて、SGオールスターでは瓜生正義が引き当てて優出(5着)を果たしている。調整力に加えてスタート力も徳増の魅力。しっかりモーターを仕上げたうえで、スリットで前にいるなら1Mは余裕を持って立ち回れる。多摩川は昨年1月のマスターズリークでも優勝していて、今回は当地3連続Vがかかる。今節は6日制だけに、じっくりモーターを仕上げられる分も徳増にとっては有利。
黒野元基
4960 (愛知)
主戦法のまくりで波乱を巻き起こす
2016年にデビューした愛知の成長株。2022年前期からA1級を連続で維持するようになり、近況も好調。2月蒲郡の東海地区選は優出3着。4月の若松では4コースから差し切って今年初V。その後も桐生、蒲郡、丸亀で準優勝を3回続けるなど好ペースを維持。スタートは安定しているが、際立っては速くない。それでも黒野の魅力はのぞけば果敢に握っていく積極的な姿勢。現在は差し位置とされる4カドでも、差しやまくり差しよりも、まくり勝ちの決まり手が最も多い。その一方、3コースではまくり差しのハンドルが一番多く、1Mは決して決め打たず隊形に応じて柔軟に運ぶ器用さがある。多摩川で最も印象深かったレースは昨年3月のウェイキーカップ準優戦。すぐ外の船岡洋一郎にまくり差されてしまい惜しい2着だったが、4カドから一気に絞って内3艇をたたき3連単9万円台の大穴を演出。ツボにはまればSG級が相手でも好勝負を演じられる。
藤田俊祐
5226 (東京)
復帰後も好調 初V達成も時間の問題
2021年11月に当地でデビューした129期生。養成所のリーグ戦では6.99と期の中で4番目の高勝率を残し、修了記念の優勝戦は3着。養成所の成績はダテではなく、デビューから4期目には5.68の勝率を残して初のA2級に昇格。昨年11月に戸田の落水で負傷してしまい、約4カ月間の欠場を余儀なくされたが、復帰2戦目の鳴門で優出(4着)、続く芦屋でも優出(3着)と全くブランクを感じさせない。そして6月、スピード自慢がそろったびわこのイースタンヤングでも大暴れして優出(5着)とアピール。初Vはあと一歩のところでお預けになっているが、達成するのは時間の問題だろう。多摩川のフレッシュルーキーでもあり、当地は走り方や調整も熟知しているだけに、そこそこのモーターさえ引くことができれば格上相手でも互角に渡り合えるはず。初優出を果たした思い出の地で初Vが達成できれば最高だ。