BTS大郷開設記念第26回大郷葉月杯
- 8
- 11日
- 12月
- 13火
- 14水
- 15木
- 16金
分厚い地元勢に江口晃生、佐藤翼が挑戦
主な出場選手
- 江口晃生3159(群馬)
- 三角哲男3256(東京)
- 一瀬明3641(東京)
- 村田修次3826(東京)
- 長田頼宗4266(東京)
- 永田秀二4430(東京)
- 佐藤翼4573(埼玉)
- 佐藤隆太郎4847(東京)
江口晃生
3159 (群馬)
数々の記録を残す群馬支部の重鎮
トップレーサーの1人である毒島誠の師匠として知られるが、江口自身も素晴らしい実績を残す。98年の平和島チャレンジカップ、05年の桐生オーシャンカップと2回のSG制覇を誇り、G1優勝6回、ここまでのV数は119を数える紛れもない群馬支部の顔だ。デビュー4期目にA級に昇格してからB級に落ちたことは一度もなく、A級がA1とA2に分けられた95年後期から現在まで長らくA1級を守り、好不調の波もなく常に安定した成績を維持している。ダッシュ水域からのレースはまずなく、外枠時でも大胆に回り込んで内を奪う。常に行き足を仕上げるので江口自身は多少深くても問題なくレースができるが、相手レーサーは付き合った場合のリスクを避けるように、最近では進入ではあまり抵抗しなくなってきた。江口はスタート展示の起こし位置が深かった場合でも、本番では意外と小回り防止ブイ付近から起こしている。
佐藤翼
4573 (埼玉)
近況は好相性の当地! 今節も大暴れ
今年正月の「かどまつ賞」で地元の看板だった濱野谷憲吾、三角哲男、齊藤仁を破って当地初優勝を飾り、2月の「男女W優勝」も優出4着と奮戦。5月のSGオールスターでは予選最終日の勝負駆けに失敗して準優進出を逸したが、節間3勝、2着3本と存在感をアピール。過去の多摩川ではそれほど目立った活躍はなかったが、近況は走り方を完全に手の内に入れており常に好走する。20年10月に人気女子レーサーの土屋南と結婚した後から記念での活躍も目立ち、同年には大村ダービーでSG初優出(3着)。翌年には児島周年でG1初Vも達成。その後は優勝こそ逸しているもののSG、G1でコンスタントに活躍。今年は優勝こそ当地正月戦での1回だけだが、一般戦ながら準優勝は4回ある。6月の蒲郡周年、尼崎グラチャン、7月のG2津BR甲子園では準優に進出していて近況はリズムも良く、勢いに任せて今節もシリーズをけん引しよう。
三角哲男
3256 (東京)
ここ一番はコース不問で勝負強さを発揮
昨年4月に史上37人目となる通算2500勝を達成し、今年5月にも芦屋でやはり37人目となる24場Vを達成。芦屋のVは4コースからのカドまくりで三角らしい勝ち方だった。記念のタイトルは94年の住之江グラチャン、当地で飾った3回のG1戦Vがあり、そのいずれもインで優勝したレースは1回もない。記念レースで暴れていた時につけられていた異名が「水上のゲリラ」。センター、アウトから展開に応じた機敏なハンドルで、幾度高配当を提供したか数え切れない。昨年のこの大会もまくりで制し、濱野谷憲吾や引退した長岡茂一さんより1回多い当地歴代最多の17Vを達成。当地では巧みな調整力で確実にモーターをランクアップさせることに加え、走り方を熟知している。今節出場しているのはほとんどが関東地区のレーサーで、さらに東京支部の比率が高いが、水面との相性は最もいい。「是政最強」の名に恥じぬ走りで魅了する。