第8回住信SBIネット銀行賞
- 8
- 21水
- 22木
- 23金
- 24土
- 25日
- 26月
実績上位は中澤和志も主力メンバーは紙一重の争い
主な出場選手
- 川北浩貴3606(滋賀)
- 深井利寿3918(滋賀)
- 中澤和志3952(埼玉)
- 河村了4308(愛知)
- 吉田凌太朗4903(愛知)
- 板橋侑我4933(静岡)
- 前田翔5089(愛知)
- 藤田俊祐5226(東京)
中澤和志
3952 (埼玉)
ここ一番の勝負強さはコース不問
マスターズ世代になっても変わらず高勝率を維持していて、今節出場している選手の中でも現在の適用勝率7.64はズバ抜けたトップ。今年の優勝は2月の蒲郡一般戦だけだが、優勝戦2着は3回あり、2月の関東地区選でも優出(5着)と好ペースを維持。2006年の平和島クラシックを含め記念戦は5回制していて、そのうち4回は関東地区でのもの。一般戦を走らせても関東地区での信頼度は特に高く、通算78回の優勝のうち関東地区での優勝は42回と過半数を超える。もちろん多摩川も例外ではなく、2005年クラシックでSG初優出を果たしたのはこの水面だった。戦法は多彩で、注目したいのは枠と対戦相手に応じたクレバーなレース運び。勝負どころの準優は2着までには。優勝戦では必ず1着狙いの作戦。ちなみに5回の記念Vのうち、4枠4コースからの優勝が3回ある。イン戦も安定しているが、ダッシュ枠でこそ中澤の真価が発揮される。
河村了
4308 (愛知)
自他ともに認める得意水面で大暴れ
自身が「パワースポット」と言うほどこの水面に絶対の自信を持っていて、一般戦に限れば現在5連続優出中(優勝1回、準優勝2回)と結果もしっかり残している。さらに地元選手以上に調整をうまく合わせ、モーターを常に出してくる。昨年7月の住信SBIネット銀行賞は初おろしから目立たなかったモーターを、最後には上位級に近い足に仕上げて優勝。走り方も手の内に入れていて、前回参戦時の昨年12月の四市組合設立56周年記念はワースト級のモーターを何とか戦えるレベルに引き上げ、腕一本で優出までこぎつけていた。河村の魅力はセンター戦の鋭さ。スタートでのぞいた場合には、間髪を入れずに内をたたきにかかる。多摩川は関東地区ではかなりインが強い水面だけに、少しのぞいたぐらいではまくりが決まりにくい。それでも河村はお構いなし、積極的なレーススタイルでシリーズを盛り上げてくれる。
藤田俊祐
5226 (東京)
走り慣れた当地で遠征勢を翻弄
129期、養成所のリーグ戦では6.99と期の中で4番目の高勝率を残し、修了記念の優勝戦は3着。2023年から連続の多摩川フレッシュルーキーなので、当地を走る回数は多い。養成所の成績はダテではなく、デビューから4期目に5.68の勝率を残してA2級に初昇格。しかし昨年11月に負傷して4カ月の欠場を余儀なくされ、出走数不足で再びB1級に降級してしまったが、それでも6.18の自己最高勝率をマークし、期ごとに確実に勝率を上げている。昨年7月に当地でデビュー初優出(6着)を達成した後は、多摩川で5節走って4回の予選突破。そんな中、今年7月の「坂上忍杯」は準優でデビュー初のFを切ってしまったが、予選をオール3連対でまとめ健闘していた。藤田はお盆の大郷葉月杯からの多摩川連続あっせんで、これは本人にとっても大きなプラス材料。9月には自身初のG1戦となる桐生ヤングダービーが控えていて、リズムを上げたい。