BOATRACE 多摩川
非開催 09/17 開門時間 10:00
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レース展望

一般

第8回住信SBIネット銀行賞

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出場予定選手一覧

実績上位は中澤和志も主力メンバーは紙一重の争い

「第8回住信SBIネット銀行賞」は準優3個レース制での6日間開催。主力メンバーは実力が接近していて、現状ではシリーズリーダーと言い切れる選手はいないが、実績と近況の動きからは中澤和志が一歩リード。また、多摩川の水面には絶対の自信を持つのが河村了。さらに川北浩貴、深井利寿の滋賀コンビは派手な立ち回りこそないものの、柔軟なハンドルワークで着実にポイントを稼いでくる。今節は若手でも注目したい選手が多くそろう。板橋侑我は昨年12月の鳴門周年で2回目のG1Vを達成。最近は各地で大暴れしている前田3兄弟のうち、今節は次男の前田翔が参戦。吉田凌太朗は今年序盤は不振だったが、今期に入って本来のリズムを取り戻しつつある。お盆開催の直後ということで迎え撃つ地元勢は少数派。その中では、当地を走れば気合倍増の地元フレッシュルーキー・藤田俊祐に期待。今年は6月から数えて、当地4回目の参戦と続いたのは大きな強み。

主な出場選手

  • 川北浩貴3606(滋賀)
  • 深井利寿3918(滋賀)
  • 中澤和志3952(埼玉)
  • 河村了4308(愛知)
  • 吉田凌太朗4903(愛知)
  • 板橋侑我4933(静岡)
  • 前田翔5089(愛知)
  • 藤田俊祐5226(東京)
本命選手

中澤和志

3952 (埼玉)

ここ一番の勝負強さはコース不問

マスターズ世代になっても変わらず高勝率を維持していて、今節出場している選手の中でも現在の適用勝率7.64はズバ抜けたトップ。今年の優勝は2月の蒲郡一般戦だけだが、優勝戦2着は3回あり、2月の関東地区選でも優出(5着)と好ペースを維持。2006年の平和島クラシックを含め記念戦は5回制していて、そのうち4回は関東地区でのもの。一般戦を走らせても関東地区での信頼度は特に高く、通算78回の優勝のうち関東地区での優勝は42回と過半数を超える。もちろん多摩川も例外ではなく、2005年クラシックでSG初優出を果たしたのはこの水面だった。戦法は多彩で、注目したいのは枠と対戦相手に応じたクレバーなレース運び。勝負どころの準優は2着までには。優勝戦では必ず1着狙いの作戦。ちなみに5回の記念Vのうち、4枠4コースからの優勝が3回ある。イン戦も安定しているが、ダッシュ枠でこそ中澤の真価が発揮される。

対抗選手

河村了

4308 (愛知)

自他ともに認める得意水面で大暴れ

自身が「パワースポット」と言うほどこの水面に絶対の自信を持っていて、一般戦に限れば現在5連続優出中(優勝1回、準優勝2回)と結果もしっかり残している。さらに地元選手以上に調整をうまく合わせ、モーターを常に出してくる。昨年7月の住信SBIネット銀行賞は初おろしから目立たなかったモーターを、最後には上位級に近い足に仕上げて優勝。走り方も手の内に入れていて、前回参戦時の昨年12月の四市組合設立56周年記念はワースト級のモーターを何とか戦えるレベルに引き上げ、腕一本で優出までこぎつけていた。河村の魅力はセンター戦の鋭さ。スタートでのぞいた場合には、間髪を入れずに内をたたきにかかる。多摩川は関東地区ではかなりインが強い水面だけに、少しのぞいたぐらいではまくりが決まりにくい。それでも河村はお構いなし、積極的なレーススタイルでシリーズを盛り上げてくれる。

地元イチオシ

藤田俊祐

5226 (東京)

走り慣れた当地で遠征勢を翻弄

129期、養成所のリーグ戦では6.99と期の中で4番目の高勝率を残し、修了記念の優勝戦は3着。2023年から連続の多摩川フレッシュルーキーなので、当地を走る回数は多い。養成所の成績はダテではなく、デビューから4期目に5.68の勝率を残してA2級に初昇格。しかし昨年11月に負傷して4カ月の欠場を余儀なくされ、出走数不足で再びB1級に降級してしまったが、それでも6.18の自己最高勝率をマークし、期ごとに確実に勝率を上げている。昨年7月に当地でデビュー初優出(6着)を達成した後は、多摩川で5節走って4回の予選突破。そんな中、今年7月の「坂上忍杯」は準優でデビュー初のFを切ってしまったが、予選をオール3連対でまとめ健闘していた。藤田はお盆の大郷葉月杯からの多摩川連続あっせんで、これは本人にとっても大きなプラス材料。9月には自身初のG1戦となる桐生ヤングダービーが控えていて、リズムを上げたい。

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