BOATRACE 多摩川
非開催 09/17 開門時間 10:00
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レース展望

一般

第57回報知新聞社賞静波まつり杯

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出場予定選手一覧

実績は須藤博倫だが主力メンバーは紙一重の争い

「第57回報知新聞社賞静波まつり杯」は準優3個レース制で行われる6日間開催。主力メンバーはモーター抽選前では誰がシリーズリーダーとなるか難しいが、実績ではG1V3の須藤博倫が一歩リード。同じ埼玉支部からは快スタートを決めてレースをつくる中村尊が参戦。近況の勢いなら愛知の岩瀬裕亮だ。7月の常滑、唐津、鳴門での3節連続Vを含め、5月からの今期はV4の大活躍。また、ターンスピードなら大阪の西村拓也がトップ級。今年6月の尼崎グランドチャンピオン準優では5コースから電光石火のまくり差しで抜け出し、3連単10万円券でSG2回目の優出。優勝戦は6着だったが、力量は今節上位。石原翼もF禍から脱すれば本格化する素材。地元からは東京支部屈指の速攻派である若林将が遠征勢を迎え撃つ。角谷健吾は現在はA2だが多摩川は15回の優勝歴を誇る得意水面。愛知の前田聖文は自身最高の6.62の勝率を残して初のA1級昇格。

主な出場選手

  • 角谷健吾3613(東京)
  • 須藤博倫3983(埼玉)
  • 中村尊4090(埼玉)
  • 若林将4335(東京)
  • 西村拓也4397(大阪)
  • 前田聖文4570(愛知)
  • 岩瀬裕亮4604(愛知)
  • 石原翼4989(静岡)
本命選手

須藤博倫

3983 (埼玉)

マスターズ世代になっても巧技で魅了

1998年11月戸田での初出走で、いきなり水神祭と鮮烈なデビューを飾った。2年後の唐津で初優勝を達成し、さらに2002年には地元の戸田周年で記念初優出も経験と頭角を現すのは早かった。SGの優勝こそないものの、三国周年、蒲郡周年、戸田関東地区選とG1の優勝が3回。末永く埼玉支部の顔として存在感を示している。最近は桐生順平や中田竜太らの台頭でやや影が薄くなってしまったが、マスターズ世代になっても安定した成績を残し、6.68の今期適用勝率は今節出場レーサーの中で最も高い。多摩川を走る機会は意外に少なく、2021年6月以来の参戦になる。通算66回の優勝のうち多摩川での優勝が2回だけというのは、関東地区ということを考えればやや寂しい数字だが、2020年の第66回ウェイキーカップでは準優勝の実績もある。水面との相性は決して悪くないだけに、久々の出走でも問題なくこなすはず。

対抗選手

石原翼

4989 (静岡)

展開の読みと旋回スピードで勝負

養成所でのリーグ戦で6.46の勝率を残し、デビュー前からそのセンスは注目されていた。石原自身も希望に満ちて、デビュー戦に向けて浜名湖で熱心に練習していたある時、練習後にガックリ肩を落としていて理由を問うと「初めて(重量調整の)おもりを積んだら、スタートやターンの体感が全く違う」と戸惑っていた。それでも持ち前のセンスでそれを克服。新人とは思えないくらいターンもしっかりしていて、それ以上にコーナーの読みが鋭かった。水神祭もそうだったが、デビュー当時の決まり手はまくり差しで勝ったケースがほとんど。惜しまれるのはFの多さ。デビューから7年間で12本も切っていて、F2で苦しんだ期が3回ある。最近はようやく素質開花で前期は6.78、今期はF2の影響で出走数が90走ギリギリだったが、6.51の勝率で2期連続のA1級を維持。初のG1参戦だった1月の浜名湖周年でも2着以上4本と記念でも通用していた。

地元イチオシ

若林将

4335 (東京)

東京支部屈指のスタート力で圧倒

地元ながら最近は多摩川の出走が少なく、意外にも準優勝だった一昨年12月以来の参戦。それでも前々回は優勝、過去6節のうち優出は5回あり水面との相性はいい。若手の頃からスタート力に定評があり、過去1年の平均スタートはコンマ12とかなり踏み込んでいる。若林の魅力はスリットで先手を奪って繰り出す強烈なまくり。内をたたきにかかるので波乱の決着も多々あり、穴党にとっては頼もしい存在といえる。もちろんまくりだけでなく、差し、まくり差しなど決まり手は多彩。2012年の前期から常に勝率は6点から7点をキープと安定していて、変化技もうまくこなさなければこの数字は残せない。今年は記念、一般戦を問わず予選落ちしたのは1月の児島一般戦だけと常に安定した成績を残していて(8月19日現在)、優勝3回、準優勝2回の活躍。7月の江戸川MB大賞でも優出4着とリズムもいい。

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