第31回神奈川新聞社賞
- 9
- 18水
- 19木
- 20金
- 21土
- 22日
- 23月
実績なら西島義則 勢いなら地元の佐藤隆太郎が断然
主な出場選手
- 西島義則3024(広島)
- 岡祐臣4261(三重)
- 杉山裕也4269(愛知)
- 有賀達也4428(埼玉)
- 秋元哲4532(埼玉)
- 加藤政彦4598(東京)
- 春園功太4796(三重)
- 佐藤隆太郎4847(東京)
西島義則
3024 (広島)
数々の大記録を打ち立てた広島の古豪
1981年のデビュー節では初出走初勝利を含む3勝マークといきなり存在感を示した。伝説ともいえる2000年のSG3節連続Vを含めSG優勝は全7回。G1は16回の優勝があり、長期にわたり広島支部のエースとして君臨してきた。昔からスロー発進にこだわり、舟を引くケースは本当にごくマレ。常に1つでも内を狙い、外枠の時にはより大胆に回り込んでくるので、1枠の選手にとっては身が引き締まる思いの対戦相手。出足や行き足をうまく仕上げるので、深めの起こし位置になってもしっかりスタ-トを合わせてくる。今年8月浜名湖では、史上5人目となる通算3000勝を達成した。現在の優勝回数は98回で、節目の100回まで残りは2つ。さらに22場での優勝があり、残るびわこと福岡で優勝できれば全場制覇となる。今年はそれほど目立った活躍はないが、8月に丸亀(2着)、宮島(3着)で連続優出と復調ムードにある。
杉山裕也
4269 (愛知)
堅実無比のさばきで的確に得点を稼ぐ
杉山裕也にはオールラウンダーという言葉がぴったりと当てはまる。他艇を出し抜くようなスタートはあまりなく、まくり勝ちの比率もそれほど高くないが、差しとまくり差しのハンドルはかなり切れる。コーナーの読みも鋭く、コースを問わずベストといえる位置に艇を持ってくるので大敗は少なく、道中接戦にも強いので抜きでの決まり手も多い。選手層が厚い愛知支部に所属しているため、なかなか記念レースを走る機会が少ないが、一般戦を走れば必ず優勝候補の1人として名前が挙がる。今年は優勝こそないものの、ここまで9優出とコンスタントに活躍して準優勝は3回。多摩川は水面との相性がかなりいい。一般戦に限れば2019年1月から2022年1月にかけて6連続で優出して優勝2回と、出れば常に活躍していた。ひと頃は多摩川の近所に居を構えていた時期もあり、思い入れもあったのだろうか。
佐藤隆太郎
4847 (東京)
近況大ブレイク 記念ロードへ殴り込み
まさに「覚醒」といった言葉が似合う今年の佐藤隆太郎。1月の鳴門を皮切りにここまで優勝6回、準優勝3回と各地で大暴れ。初のSG出場となった丸亀メモリアルは予選最終日に落水してしまい予選突破はならなかったが、3日目までは準優圏内に位置していた。多摩川は初Vを飾った思い出の地で、今年、お盆の大郷葉月杯でも予選を2位で通過しての優出(3着)と好走。58号機の良さを存分に引き出してもいたが、コースを問わない読みとそつのないハンドルで、4着以下なしと安定して着順をまとめていた。今期適用勝率は自己最高の7.46をマークしていて、10月には戸田ダービーへの出場が控えている。さらに多摩川ウェイキーカップへの参戦も決まっていて、この秋に活躍するためにも、今節は好結果を出したいところ。前記の2節を含め今後は記念のあっせんが数多く入っているので、うまくリズムを整えておきたい。