第4回内山信二杯
- 9
- 28土
- 29日
- 30月
- 10
- 1火
中心は記念Vも目前の権藤俊光 渡邉雄朗は前回に続きV狙う
主な出場選手
- 坂口周3984(三重)
- 高橋正男4133(兵庫)
- 石塚久也4144(埼玉)
- 永田秀二4430(東京)
- 藤山翔大4561(大阪)
- 谷川祐一4594(滋賀)
- 渡邉雄朗4748(東京)
- 権藤俊光4832(大阪)
権藤俊光
4832 (大阪)
サーキットから水上へ華麗な転身
115期生の最年長でデビュー時の年齢は27歳とかなり遅かったが、養成所に入所する以前は全日本選手権、ヨーロッパでも活躍したオートバイのプロレーサーだった。サーキットでの経験が水上でも生かせたので、やまとでのリーグ戦の勝率は仲谷颯仁に次いでの2位。デビュー後も順調に勝率を上げて6期目にA2級に昇格し、現在は11期連続でA1級を維持している。ここまでの優勝は7回と実力を考えればやや少なめだが、いつ大きなタイトルを取ってもいい実力は兼ね備えている。最も惜しかったのは7月のG2江戸川MB大賞。予選をオール3連対でまとめ、準優もインから圧勝してファイナル1枠を得た。しかし、優勝戦は0台スタートを決めた片橋幸貴のジカまくりに屈して悔しい3着。それでも江戸川での好走は自身にとっても大きな糧になったはず。そう遠くないうちに再びタイトル奪取のチャンスは巡ってくる。
坂口周
3984 (三重)
三重屈指の技巧派は近況復調ムード
1998年11月デビューの83期生。その翌月には水神祭を達成し、デビューから8カ月後の住之江で初優出、1年2カ月後の地元津で初優勝と早くから存在感をアピールした。三重支部では井口佳典の存在が大きく、その後には新田雄史、最近では成長著しい豊田健士郎が台頭するなどしてそれほど目立たなくなってしまったが、コンスタントに高勝率をマークして、一般戦なら常に主役を張れる存在だ。昨年12月に切ったフライングでリズムを崩したか、今期は12期ぶりにA2級に陥落してしまったが、新期に入った5月からの勝率は7点近いハイアベレージで完全に復調している。通算64回の優勝のうち5回はここ多摩川でのもので、水面との相性も良好。一般戦に限れば過去7節のうち5優出でV2。前回参戦したのは今年1月で、その時も準優勝と好走していた。よほどモーター抽選が良くない場合以外は優勝戦線をにぎわすはず。
渡邉雄朗
4748 (東京)
求める伸びがくればまくりを連発
2013年5月デビューの112期生。6期目にA2級、12期目に初のA1級に昇格。ただ、その後は勝率の上下が激しく、大きく調子を崩してB1級に逆戻りすることも時々あった。積極的な姿勢と豪快なターンも考慮すればやや遅咲きの感はあるが、出世を阻んでいたのはスタート事故。デビューから11年あまりで18本のフライングを切っている。渡邉が調整で求めるのはまず行き足から伸びにかけての部分で、渡邉がたたいたプロペラを後に引いた選手が見れば、一目で直線を重視しているのが分かるとか。もちろん変化技も使うが渡邉の主戦法はまくり。特に狙った伸び調整が当たった場合にはその傾向は顕著になる。攻め位置と言われる3、5コースの場合もそうだが、現在では差し位置の4カドでも、のぞけばそのまま内をたたきにかかる。また、人気薄の時でも大物食いがあるので、穴党にとっては頼もしい存在。