第19回日刊ゲンダイ杯
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思い出の地で柳沢一が躍動 今泉友吾はV6へ執念の走り
主な出場選手
- 石川真二3473(福岡)
- 佐藤大介3813(愛知)
- 柳沢一4074(愛知)
- 杉山貴博4134(東京)
- 吉川喜継4218(滋賀)
- 安達裕樹4227(三重)
- 今泉友吾4759(東京)
- 前田紗希4845(埼玉)
柳沢一
4074 (愛知)
数々の思い出ある当地で大暴れ必至
2000年5月デビューの86期生。翌月の平和島で水神祭を達成し、その7カ月後に津で初優出と早い時期から頭角を現した。2006年の後期からここまで20年近くもA1級を連続維持し、その間にG1の優勝が4回ある。最近は大舞台での活躍が減ってしまい、2022年の唐津グラチャン(4着)を最後に記念優出から遠ざかっているが、一般戦を走れば断然の格上。今年もここまで11回の優出を果たして3回の優勝と安定した成績を残している。多摩川は2019年9月以来、もう5年以上も出走がないが、SG初Vとなるグラチャンを2019年6月に制した思い出の地。予選トップ通過だった柳沢は準優も逃げ切って優勝戦の絶好枠、ファイナルも他艇が10台から30台のばらけたスリットの中で、インから01のトップスタートを決めての圧勝劇だった。また、デビュー初Vを飾ったのも2002年9月のここ多摩川だった。
石川真二
3473 (福岡)
進入から目が離せない福岡の技巧派
1990年デビューの66期生。約34年あまりの選手生活で積み上げた優勝回数は94回(10月3日現在)。節目の100Vも視界に入ってきている。マスターズ世代になってからは記念戦を走る機会は減ってしまったが、現在でも一般戦を走れば必ず優勝候補として名が挙がる。レーススタイルは徹底的に内にこだわり、起こす位置が深くなろうが必ず舟を曲げてくる。枠を守りたい1号艇のレーサーにはたまったものではないが、深い起こしに慣れている石川にとっては何の問題もない。出足、行き足を仕上げる調整にも長けているので、必ずバチっと好スタートを決めてくる。もちろん、内に抵抗されてセンターでのレースを余儀なくされるケースもあるが、レアなコースからでの運びも巧みなのでその場合でも着はまとめる。今年1月の江戸川は節間6勝を挙げての優勝だったが、予選では2艇Fが出たこともあったが大外1着で意外な一面を見せた。
今泉友吾
4759 (東京)
課題のスタートに磨きをかけ大きく躍進
2013年のデビューから11年以上もレーサーをしていて、現在までフライングを切ったのはたったの1回だけ。スタートは決して速くはないものの、変幻自在なハンドルワークで高勝率を維持してきた。昨年までの過去4年間は年間1回の優勝ペースだったが、今年はここまでV5で準優勝も3回と大ブレイク。課題のスタートを「意識して速いのを行く」ように心がけている成果か、あるいは「もう一度SGに出たい」気持ちの現れだろうか、とにかく大きく成長しているのは間違いない。もう少しで来年のクラシック出場にも手が届くだけに、地元でのレースは優勝へより気合が入る。多摩川は過去7節の一般戦で5優出2Vと相性も良く、今節は今年V6を決める大チャンスともいえる。ちなみに過去14回の優勝のうち、3回は6コースからの達成と不利な枠の時でも結構勝負強い。枠で人気を下げている時でも軽視禁物。