ヴィーナスシリーズ第17戦是政プリンセスカップ
- 11
- 13水
- 14木
- 15金
- 16土
- 17日
- 18月
当地実績なら守屋美穂 地元の倉持莉々は復帰後も快調
主な出場選手
- 香川素子3900(滋賀)
- 松本晶恵4399(群馬)
- 守屋美穂4482(岡山)
- 小野生奈4530(福岡)
- 塩崎桐加4589(三重)
- 水野望美4678(愛知)
- 倉持莉々4825(東京)
- 清水愛海5163(山口)
守屋美穂
4482 (岡山)
雌伏の期間を一走一走乗り越える
出場メンバーのうち、来年1月から適用される2025年前期勝率が7点を超えているのは守屋美穂と倉持莉々だけ。長欠明けで出走回数が20走の倉持莉々を除けば、やはり守屋がズバ抜けている。通算のG1優出は10回を数えながらあと一歩でタイトルを逃し続けたが、男女混合だった2019年の芦屋MB大賞を含めG2は計4回の優勝がある。多摩川では今年1月のヴィーナスシリーズを含め、過去2回の優勝実績。2020年のレディースチャンピオンは準優勝、昨年末のクイーンズクライマックスは優出3着の実績。ただ守屋は4月児島のG1準優Fに、5月多摩川のSGオールスター準優Fが重なり、来年7月末までG1、G2は除外。SGも1年間は走れないペナルティーの真っただ中にいる。守屋の今年の獲得賞金は3400万円を超しているが、来年の夏以降まで大きなレースで、その勇姿は見られない。一走一走、気持ちで走るのみだ。
小野生奈
4530 (福岡)
圧倒的なスピードで他艇をねじ伏せる
2022年から約1年余りの長期欠場があったが、それ以前は15期連続でA1級を続け、ダービーにも3回出場と女子では屈指の実力。これまでSG戦には22回出場していて、準優には5回乗っている。惜しくもあと一歩のところでSG優出は逃しているが、男子強豪が相手でも互角に戦えることを証明してみせた。もちろん女子戦では常に優勝候補の一角。2017年のG1レディースチャンピオン、2021年のG2レディースオールスターをともに地元芦屋で制した実績がある。レーススタイルは柔より剛。器用に小技でポイントを稼ぐようなタイプではなく、力でねじ伏せるスタイル。そのため差し位置とされる2コース、あるいは4コースからでもまくり勝ちの比率は高い。最近は多摩川を3年半以上走っていないが、前回参戦の2021年のヴィーナスシリーズで優出4着。2020年のG1レディースチャンピオンでも優出(5着)と相性は悪くない。
倉持莉々
4825 (東京)
ブランク関係なし! 復帰後も絶好調
約1年3カ月ぶりの実戦だった今年10月の平和島では4勝を挙げる活躍で、得点率7位タイで準優に乗った。続く復帰2節目の蒲郡ヴィーナスシリーズでも準優は大外からまくり差しを決め、5万円台の高配当を提供。優勝戦も激しい道中接戦から2着と、全くブランクを感じさせない走りだった。早くも完全復活といっていいだろう。東京支部の女子ではトップの実力。長欠前は4期連続でA1級を続けていて、23年前期には7.44のハイアベレージを記録している。2回目のSG出場だった昨年の芦屋オールスターの予選では、6コースから13万円台の超大穴を出し、準優も5コースから差し1着。優勝戦は3着だったものの、女子史上5人目のSG優出は胸を張っていい。ターンに切れがあり1Mの読みも鋭いので、相手が強かろうがコースが遠かろうが頭で狙える。残念ながら来期も出走数不足でB2級ではあるが、間違いなくA1級に戻ってくるだろう。