第40回多摩川カップ
- 12
- 26金
- 27土
- 28日
- 29月
- 30火
- 31水
毒島誠、吉川元浩の実績断然 今年SG連覇の佐藤隆太郎が迎撃
主な出場選手
- 野長瀬正孝3327(静岡)
- 飯島昌弘3679(埼玉)
- 吉川元浩3854(兵庫)
- 久田敏之4188(群馬)
- 毒島誠4238(群馬)
- 藤岡俊介4278(兵庫)
- 佐藤隆太郎4847(東京)
- 飛田江己5191(埼玉)
毒島誠
4238 (群馬)
ドル箱水面の当地で復調のきっかけを
優勝を飾った昨年まで8年連続で出場を果たしていたグランプリの常連。SG優勝は9回、G1優勝も18回を誇り、引退した山崎智也さんとともに永く群馬支部をリードしてきた。多摩川はドル箱といっていいほど相性のいい水面で、モーターの調整も走り方も地元レーサー以上に熟知している。全8回の当地Vのうち、2回のウェイキーカップ制覇を含む7回は、2020年以降の固め打ちだ。昨年のSGオールスターも平凡なモーターながら優出(4着)と健闘した。今年は3月に尼崎周年、平和島周年とG1連続Vを飾ったものの、5月と6月に連続でFを切ったことによる出走数不足による影響で、1月からはB2級に降級してしまう。約半年間は記念ロードから外れ一般戦回りとなってしまうが、毒島の実力ならすぐに本来のA1級にカムバックできるだろう。得意水面でしっかり結果を出して、新しい年に向かいたい。
吉川元浩
3854 (兵庫)
数々の記録を打ち立てた兵庫のエース格
1996年11月尼崎のデビュー1走目でいきなり水神祭、その5カ月後には優出を経験。デビューから4年で尼崎G1ダイヤモンドカップを制し、その5カ月後には浜名湖オールスターでSG初優出(5着)を果たすなど記念で頭角を現すのは早かった。2007年福岡でのグランプリを含め4回のSGV、20回のG1Vがあり、2017年に芦屋で24場制覇、2023年に丸亀で通算2000勝、そして2024年には三国で通算100Vを達成するなど、紛れもない兵庫支部のエースで、2024年にはゴールデンレーサーに認定された。マスターズ世代になっても高勝率を維持していて、来期の適用勝率も7点を超えている。11月の徳山周年でFを切ってしまったのでスタート勝負はできないが、その分は的確な読みと緻密なコーナーワークでカバーするだろう。多摩川を走る機会は少ないが、一般戦ながら過去には3回の優勝があり、久々の出走でも大丈夫とみた。
佐藤隆太郎
4847 (東京)
SG連続Vで一躍スターダムへ
昨年は一気に素質が開花したように自己最多の年間V7を記録。そして今年は若松クラシックでSG初優出初Vを達成し、勢いに任せて丸亀オールスターも制しSG連続Vを達成。優勝したSG2戦はいずれも予選をトップで通過して準優、優勝戦は堂々と逃げ速攻を決めている。今年前半は獲得賞金額もぶっちぎりでトップだった。その後は7月の三国周年(3着)、10月のG2江戸川MB大賞(5着)で優出して賞金を加算したものの、結果的には獲得賞金3位でグランプリは2ndステージ初戦2枠でのスタートとなった。今節はそこからの転戦で、ひと皮剥けた走りが楽しみである。多摩川はデビュー初Vを飾った思い出の地で、昨年9月の神奈川新聞社賞でも優勝があり水面との相性は上々。昨年、今年と大きく飛躍した佐藤隆太郎が今後どんな活躍を見せるのか、締めくくりの今節は大事なシリーズになる。