第60回デイリースポーツ賞
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- 12水
- 13木
- 14金
- 15土
中心は近況好調な久田敏之だが実力接近の伯仲戦
主な出場選手
- 西田靖3072(東京)
- 齊藤仁3978(東京)
- 清水敦揮4051(岡山)
- 久田敏之4188(群馬)
- 永田秀二4430(東京)
- 鎌倉涼 ※欠場4456(大阪)
- 小野達哉4653(大阪)
- 小池哲也4788(大阪)
久田敏之
4188 (群馬)
絶好枠の時は無類の勝負強さを誇る
2002年にデビューの91期生。父は2018年に引退した久田正晴さん。デビュー2節目の戸田で水神祭を達成し、そこからちょうど1年後の徳山で初優出を果たすなど、早くから好センスぶりをアピールした。SG、G1のタイトルこそないものの、A1級を24期連続で続けるなど常に成績は高水準で安定。2016年から2021年まで6年連続でダービーにも参戦していた。イン戦は特に安定していて過去1年の1着率は約87%とかなり高く、持たせるだけの足があるなら素直に頭で決め打ちしてもいい。5、6コースの時も3連対率は50%以上の数字を残していて、常に舟券の対象からは外せない。そうでなければこれだけの勝率は残せない。最近の群馬支部では関浩哉や椎名豊らの活躍も目立っていて、久田が記念にあっせんされる機会は減ってしまったが、それでも一般戦を走れば常に優勝候補の一角に名を連ねる。
鎌倉涼 ※欠場
4456 (大阪)
近況不調でも実力は女子屈指
2016年に深谷知博と結婚。産休を経て、2018年12月に約3年ぶりに実戦復帰。復帰後も好ペースを維持していたが、昨年秋の当地オールレディース優勝戦で圧倒的な1番人気に推されながら、インからまさかのフライング。これでリズムを崩したか次の浜名湖では2本目のフライングを切り、90日F休み後の今年は思ったようなレースができずB1級へ降級した。鎌倉が4点台の勝率を記録するのは産休だった期間を除けば、デビューから3期目の09年前期以来のことだ。G1のタイトルこそないものの、本来は大阪支部の女子をけん引する実力者。きっかけさえあればすぐに本来の姿に戻るだろう。ちなみに昨年は女子戦で優勝1回、混合戦で準優勝が3回あり、男子相手でもヒケを取らない。多摩川は過去に2回の優勝歴があり、21年のG2レディースCCでは優出(6着)と好走。決して相性は悪くなく、好結果を出して本来のリズムを取り戻したい。※欠場となりました
齊藤仁
3978 (東京)
混戦で威力倍増 地元屈指の技巧派
デビュー8期目の03年前期から24年後期まで、ずうっとA1級を維持。G1の優勝歴が3回あり、SGの優勝はないが13年にはグランプリ出場の実績もある。レースっぷりは、展開に応じた変幻自在なハンドルワークが魅力。アウトからでもわずかな隙を見逃さず巧みに艇を向け、抜け出してくるので、大敗するケースはかなり少ない。着実にポイントを稼いでくるので、ほとんどの場合に予選終了時は得点率上位に位置している。多摩川でも一般戦に限れば過去5節のうち6着は1回もなく、5着が2回とFが1回あるだけだ。多摩川の優勝は過去に2回あるが、最後に優勝したのはもう11年も前のこと。通算優勝回数が江戸川7回、平和島6回ということを考えれば、多摩川2回は少し寂しい数字。今回は今年正月かどまつ賞以来の参戦。その時の優勝戦は1号艇に乗って人気を集めたが、佐藤翼に差されての悔しい準優勝。今度こそは地元で久々の美酒を味わいたい