レース展望
第8回ホットマンカップ
- 4
- 20水
- 21木
- 22金
- 23土
- 24日
- 25月

SG7冠の毒島誠は当地得意でシリーズを席巻する!
多摩川に絶対の自信を持つ河村了は、イン有利な当地水面においてもセンター、アウトから速攻を連発する。柔軟自在な走りで的確にポイントを稼ぐ川原正明にも注目を。迎え撃つ地元勢はコースを問わずに安定して着をまとめる福島勇樹、作間章に目が行く。穴党のターゲットには下出卓矢、伏田裕隆を推奨。ともに枠によってはチルトを上げての伸び仕様で、強烈なまくりで波乱を演出する。地力もあるだけに、毒島に続く位置につけることも可能だ。
主な出場選手
- 川原正明3912(福井)
- 毒島誠4238(群馬)
- 福島勇樹4083(東京)
- 河村了4308(愛知)
- 下出卓矢4415(福井)
- 秦英悟4427(大阪)
- 本多宏和4492(愛知)
- 深谷知博4524(静岡)
毒島誠
4238 (群馬)

3月当地は敗れて11万円の大穴雪辱へ
出場選手の中で、実績は抜けている。G1優勝は13回、SG優勝は7回を誇る群馬支部の強豪。今年も正月の桐生から優出ラッシュで1月下旬には芦屋周年を制し、3月の大村クラシックや3月末の下関周年でも優出を果たすなど好調モード。今年の獲得賞金額は早くも3400万円を突破し、クラシックを制した遠藤エミに続き2位につけている。多摩川との相性も良く、2020年から2021年にかけては周年記念を含めて4節連続優勝があった。当地は今年3月に走ったばかりで、調整の感触もしっかりと頭に刻まれているはず。その時は予選から準優までオール2連対の快進撃を続け、絶好枠で迎えた優勝戦は圧倒的な1番人気に推されたが、4コース萩原秀人のまくりに屈して4着。3連単11万円台の超大穴を提供してしまった。今回はそのリベンジへ向け、より一層気合が入る。格上のプライドにかけて、優勝戦は再び白いカポックで、しっかり逃げたい。
深谷知博
4524 (静岡)

隠れた当地巧者 打倒毒島の一番手
2008年11月の浜名湖デビュー戦は1・不完走・4・3・5・4・2・1・6・4の成績。初出走でいきなり水神祭を挙げて、節間2勝、2着1本とセンスの良さを見せつけた。初優出もデビューして6カ月後とかなり早く、3年後に芦屋で初V、6年後に地元浜名湖でG1初制覇を達成と確実に力をつけてきた。そして一昨年の大村ダービーでは待望のSG初Vも達成し、昨年の平和島ではダービー連続優出も果たした。今年ここまで4節の一般戦はすべて優出しており、一般戦を走れば安定感は抜群。ターンとスタートの速さはもちろんだが、展開に応じた運びも的確で、枠と対戦相手に応じてクレバーに立ち回る。多摩川との相性も抜群。過去5年で参戦したのは6回と少なめだが、そのうち5回優出を果たし優勝は2回、準優勝も2回と高実績を残す。走り慣れているホームプールの浜名湖と広さでは相通じるものがあるのだろう。
福島勇樹
4083 (東京)

ピット離れから目が離せない整備巧者
次節にゴールデンウイークの多摩川さつき杯を控えているので、参戦する地元勢の層がやや薄くなっている。遠征勢を迎撃する大将格は、地元勢でただ1人A1級の福島勇樹になる。2009年に浜名湖のダイヤモンドカップを制して以来、記念Vから遠去かっているが、一般戦では常に安定した成績を残している。今期の適用勝率は7.19。来期勝率は4月6日時点で6.36だが、今年も2月の常滑と4月児島で優勝を飾っている。どのコースからでも安定して着をまとめるのが強みで、5、6コースでの連対率もかなり高い。調整力にも長けており、よほど下位のエンジンを引かない限りは必ず戦える範囲の足にしてくるはずだ。また、福島がバチッと仕上げた時には同時にピット離れも強化されているケースが多い。外枠で人気薄の時に内を奪って、そのまま主導権を握り好配当を出すパターンがあり、直前気配には常に注目しておきたい。