レース展望
第60回スポーツニッポン賞
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- 23月
- 24火

新モーター、新ボートが登場 直前気配に要注目
主な出場選手
- 一瀬明3641(東京)
- 伊藤誠二3713(愛知)
- 長田頼宗4266(東京)
- 田中和也4357(大阪)
- 和田兼輔4446(兵庫)
- 大池佑来4468(東京)
- 黒井達矢4528(埼玉)
- 関浩哉4851(群馬)
長田頼宗
4266 (東京)

前回戦の雪辱に燃える地元エース
安定した的確なスタートに加えて、俊敏な旋回技術で1Mを切り裂く地元の大将格。モーターはターン回りを主体に仕上げることが多く、ツボにはまった時のまくり差しの切れ味は絶品だ。昨年は7回の優勝を果たし、2年連続でクラシックに出場。記念のあっせんが増えた今年はまだ優勝こそないが、2月の桐生関東地区選で優出を果たしていて決してリズムは悪くない。多摩川は正月のかどまつ賞以来の参戦。その時は2コースから差して2Mは先マイしたものの、三角哲男に差し返されての準優勝。明らかに足の差もあったが、かなり惜しいレースだった。当地への思いは人一倍強いだけに、今回はそのリベンジ戦となる。優勝だけが自らに課せられたノルマといえるだろう。昨年のようなVラッシュも見たいが、久しく遠ざかっているG1、SGのタイトルも再び欲しい。得意水面でしっかりと結果を出して、今後のレースに弾みをつけたいところだ。
田中和也
4357 (大阪)

昨年は大ブレイク 当地もドル箱だ
05年11月デビューの97期生。初出走の住之江では6・3・2・3・1・6・5・4着と水神祭に加えて準優進出(6着)まで果たしている。養成所時代から勝率1位で卒チャンだったが、いきなりセンスの良さを見せつけた格好だ。その後も確実に力をつけていて、直近2期は連続で7点勝率をマーク。昨年はクラシック、ダービーと2回SGに出場、今年も3月の常滑周年で優出と好調を持続。層の厚い大阪支部ではなかなか記念のあっせんはないが、出場すれば十分に活躍できるだけの力はつけている。6コース以外からなら1着が狙え、1コースに次いで1着率の高いのは3コース。展開を探るよりも、自力でレースをつくるタイプだ。コロナ禍の影響もあって多摩川を走る機会は少ないが、当地水面は地元以上に好相性ともいえる。近況3節のうち2回優勝していて、いずれも1号艇を得てインからの圧勝劇だった。
大池佑来
4468 (東京)

調子をつかめば全速まくりを連発!
東京支部屈指の安定株。07年11月多摩川でデビューし、08年4月戸田で初勝利。10年4月平和島で初優出を果たすと、同年8月江戸川で初優勝を飾った。そして、昨年10月にはついに江戸川周年でG1初制覇を達成。「初」が付く思い出のレースは、そのほとんどを関東のレース場で達成している。決まり手はやはり逃げが多いが、まくり勝ちの比率もかなり高い。器用に立ち回るレースよりも、パンチの利いた豪快な運びが目立っている。最近はスタートで先手を奪っても、すぐに絞らずに展開を探る選手も多いが、大池の場合はまず内をたたきにかかる。江戸川での活躍が目立つが、多摩川も3回の優勝経験があり水面との相性も決して悪くはない。当地の一般戦では過去8節のうち6節で節間3勝以上を記録している。調子の波に乗ってしまえば、そのまま快進撃を続けるタイプだ。今節も本領のまくり連打を見たい。