BOAT RACE 多摩川
開催中
04/28
開門時間 11:15
本日の場間場外発売
からつ GⅢ 鳴門 一般 平和島 一般 びわこ 一般
尼崎 一般 児島 一般 浜名湖 一般 蒲郡 一般
住之江 一般 下関 一般 若松 一般

レース展望

一般

BTS大郷開設記念第25回大郷葉月杯

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お盆の主力勢は実力拮抗 水面との相性なら三角哲男、中野次郎

お盆恒例の「BTS大郷開設記念第25回大郷葉月杯」は準優3個レース制での6日間開催。出場する選手の半数以上が東京支部の選手で、他のメンバーも東京近隣の選手なので、ファンにとっておなじみの顔ぶれがそろっている。中核となるA1選手は9人いて、そのすべてが東京支部の選手。上位陣は実力接近で、最終日まで接戦が続きそうだ。一瀬明、角谷健吾、杉山貴博など本来はA1級の実力を備えながら現在A2級という選手も多く、優出・優勝のチャンスは幅広くありそうだ。水面との相性を加味すれば三角哲男が1歩リードか。また、出場メンバーで最も今期勝率の高い中野次郎も多摩川は得意コース。さらに、出し抜くスタートで他艇を圧倒する山田哲也、まくり主体の攻めで積極的にレースをつくる飯山泰も見逃せない。穴っぽい狙いでは多摩川フレッシュルーキーの藤田俊祐に注目。7月のマンスリーBOATRACE杯では強豪相手に大活躍していた。

主な出場選手

  • 三角哲男3256(東京)
  • 飯山泰3940(東京)
  • 中野次郎4075(東京)
  • 福島勇樹4083(東京)
  • 山田哲也4297(東京)
  • 前沢丈史4366(東京)
  • 栗城匠4928(東京)
  • 藤田俊祐5226(東京)
本命選手

三角哲男

3256 (東京)

自他ともに認める多摩川巧者

唯一のSG優勝は大外から差して制した94年の住之江グラチャン。G1の優勝は3回あり、そのすべてがここ多摩川でのものだ。多摩川はこれまでに16回の優勝があり、長岡茂一、濱野谷憲吾と並んで最多。あと1回優勝すれば先の2人を超えて単独最多V数になる(今節は長岡も出場)。得意コースの当地ではもちろん走り方を熟知していて、モーターの調整でも常に正解を出すのが大きな武器。低勝率機でも戦える範囲のパワーはつけ、好素性機ならば間違いなく上位の足に仕上げてくる。一昨年は23年間続けていたA1級から一時降格するなど不振に陥ったが、再び調子をつかんで現在はA1級を4期キープ中。今期は5月の江戸川一般戦と蒲郡のマスターズリーグで連続Vを飾るなど出だしから好ペース。近況の多摩川は1月のマスターズリーグで準優勝。6月のマスターズリーグは優出は果たせなかったが、それでも節間4勝とアピールした。

対抗選手

中野次郎

4075 (東京)

得意水面で復調のきっかけを

東京支部屈指のオールラウンダー。00年5月に平和島でデビューし、1カ月後の多摩川で初勝利を挙げた。その3カ月後には初優出を果たし、さらに初優出から1年後に初Vを果たすなど出世するのはかなり早かった。SGの優勝こそないが、G1優勝は通算5回を誇る。ただ、最後に記念Vを飾ったのは15年の当地周年記念で、もう8年も前のこと。それから毎年コンスタントにG1やSGの優出は果たすものの、あと一歩のところで優勝を逃している。一般戦では安定して優勝を飾っているが、中野の実力を考慮すればやはり少し寂しい。中野は通算V49のうち10回が当地でのもの。ちなみに平和島での優勝は5回、江戸川での優勝は2回ということを考えれば、多摩川はズバ抜けた相性といえる。幼少期を多摩地区で育った中野にとって、多摩川は思い入れのある水面。ここでしっかりと本来のリズムを取り戻して、再び記念ロードで暴れ回ってほしい。

地元イチオシ

藤田俊祐

5226 (東京)

成長著しい多摩川フレッシュルーキー

21年11月に当地でデビューした129期生。養成所のリーグ戦では6.99と高勝率を残し、修了記念の優勝戦は3着。養成所の成績はダテではなく、デビューから3期目の現在はB1級ながら5.04の勝率をマーク。期ごとに確実に成長を続けている。まくり差しのハンドルもあるが、基本はのぞけば握って行くまくりが主戦法。早い時期から内コースも主張していて、イン戦の精度も確実に上げてきている。2023年の多摩川フレッシュルーキーなので当地を走る回数は多く、今節は今年早くも9回目の参戦だ。6月には同支部同期の若林樹蘭が多摩川で先に初優出を達成。藤田にとってもこれがいい刺激になったようで、追いつき追い越したいところ。正月の当地では8走して3勝、2着2本の成績を残していて、2月のルーキーシリーズでは準優戦にも乗っている。誰よりも数多く走っている多摩川なら、初優出以上の好成績も十分に望める。