BOAT RACE 多摩川
開催中
04/28
開門時間 11:15
本日の場間場外発売
からつ GⅢ 鳴門 一般 平和島 一般 びわこ 一般
尼崎 一般 児島 一般 浜名湖 一般 蒲郡 一般
住之江 一般 下関 一般 若松 一般

レース展望

一般

にっぽん未来プロジェクト競走in多摩川

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層の厚い東京支部 永井彪也、大池佑来がシリーズをリード

「にっぽん未来プロジェクト競走in多摩川」は準優3個レース制で行われる5日間の開催。出場メンバーのほとんどが関東の選手で、そのうち半数以上を東京支部の選手が占める。地元でまず注目したいのは、多摩川では圧倒的な強さを誇る永井彪也。展開に応じた機敏なハンドルワークで確実にポイントを稼いでくる。永井を柔とすれば大池佑来は剛。こちらはまくり主体の豪快な運びで積極的にレースをつくる。角谷健吾も多摩川は15回の優勝を誇り、当地の調整法は熟知していて、必ずモーターを仕上げてくる。多摩川フレッシュルーキーの藤田俊祐は今年10回目の当地参戦。7月参戦時には優出6着、8月のお盆レースでも準優進出を果たしていて、走り慣れた多摩川では点増しで評価していい。遠征勢では当地でSG優出の経験もある木下翔太と、コースを問わず鋭いコーナー戦で着を押し上げる上田龍星の大阪コンビに注目。

主な出場選手

  • 角谷健吾3613(東京)
  • 永井源4067(愛知)
  • 坂元浩仁4409(愛知)
  • 大池佑来4468(東京)
  • 戸塚邦好4575(東京)
  • 木下翔太4659(大阪)
  • 永井彪也4688(東京)
  • 上田龍星4908(大阪)
本命選手

永井彪也

4688 (東京)

得意の多摩川はまず優出を外さない

テレビでもおなじみのボートレースCM、その若き主人公のモデルでもあるイケメンレーサー。19年の三国ヤングダービー、21年の丸亀周年と2回のG1戦Vがあり、SGでは19年のグランプリシリーズで準優勝の実績も残す。イケメンでありつつ、実力の方もボート界の一線級だ。レーススタイルは全速よりも差しやまくり差しを多用。スリットからのぞいておいて、余裕を持って鋭く艇間を割るのが永井の勝ちパターンといえよう。そのため永井が勝つケースでは、大体において内の艇を連れてくるケースが多い。ただ、今年は一般戦での6優出V1と永井の実力を考えれば少し寂しい成績。しかし、多摩川の一般戦に限れば過去10節で9優出のV4。優出を逃したのは予選でFを切った企業杯の1節だけとかなりの実績を残している。自他ともに認める得意水面で復調のきっかけをつかみ、再び記念ロードで活躍する姿が見たい。

対抗選手

上田龍星

4908 (大阪)

将来の大阪支部を担う逸材

断然の優勝候補と目されていた2月の当地ルーキーシリーズは、私傷病のため1走もできずに無念の帰郷。その雪辱を期しての参戦となった4月の一般戦では初戦でFを切ってしまったが、その後はすべてアウトコースから3、2、3、4着とうまく成績をまとめていた。ターンの速さはいうまでもないが、特筆すべき上田の持ち味は道中戦での“抜き”の技術。足の裏付けさえあれば、ノーミスの先行艇をも道中で交わすシーンをよく見かける。不利な枠番であっても券の対象からはまず外せない。これまでG1では3回の優出歴があり、記念初Vも時間の問題かと思われたが、5月の児島周年準優でのFが響き、来年2月までG1戦を走ることができなくなってしまった。それでも「超新星」の異名を持つ大阪支部屈指の成長株。一般戦を走れば別格のスピードだけに、今度こそは当地で本来の力を見せてくれるだろう。

地元イチオシ

大池佑来

4468 (東京)

決め打ちの全速戦で波乱を演出

今期適用勝率は7.02と16期ぶりに7点勝率を記録。ちなみに今節出場している選手で7点勝率をマークしているのはこの大池だけだ。決まり手はやはり逃げが多いが、まくり勝ちの比率もかなり高い。器用に立ち回るレースよりも、パンチの利いた豪快なレース運びが目立っている。最近はスタートで先手を奪っても、すぐに絞らずに展開を探る選手も多いが、大池の場合はまず内をたたきにかかる。そのため、外にいる選手に好展開を与えるケースも多く、舟券戦術として頭に入れておきたい。過去24回の優勝のうち周年記念を含めた7回のVは江戸川でのものだが、多摩川でも過去3回の優勝があり、直近でも4節連続で優出を果たしている。8月末の福岡SGメモリアルでは、50%モーターを引いたのに予選18位タイの着位差で準優に乗れなかった。その悔しさをバネに、強烈な全速戦で遠征勢を翻弄(ほんろう)するだろう。