レース展望
第45回新春特別かどまつ賞
- 1
- 3水
- 4木
- 5金
- 6土
- 7日
桐生順平と濱野谷憲吾! 埼玉、東京の両エースが激突
主な出場選手
- 三角哲男3256(東京)
- 濱野谷憲吾3590(東京)
- 作間章3966(東京)
- 齊藤仁3978(東京)
- 桐生順平4444(埼玉)
- 内堀学4496(東京)
- 北山康介4535(東京)
- 佐藤翼4573(埼玉)
桐生順平
4444 (埼玉)
円熟期を迎えた埼玉支部唯一のGP覇者
3回のSG優勝、17回のG1優勝を誇る埼玉支部のエース。同支部の現役選手でSGを複数回制しているのはこの桐生だけで、埼玉支部唯一のグランプリ覇者でもある。23年はすべてのSGに参戦してオーシャンカップは優出3着、ダービーは準優勝の活躍。G1では若松周年、戸田周年を制して確実に賞金を積み上げて、3年連続でグランプリに出場と今が選手としても円熟期にある。ターンの鋭さやスピード、あるいは1Mの読みなどに関してはあえて説明するまでもなく、一般戦ならコース不問で舟券の対象からは常に外せない。戦えるレベルの足さえあれば、間違いなくシリーズをけん引するだろう。記念レースの常連なので多摩川を走る機会は多くないが、当地では関東地区選を2回制した実績がある。21年のチャレンジカップでも優出3着と水面との相性も良好だ。年の初めにしっかりと結果を出し、3月の地元戸田クラシックを好リズムで迎えたい。
濱野谷憲吾
3590 (東京)
圧倒的な人気を誇る東京支部のエース
92年の平和島での初出走は2着、2走目に早くも水神祭を達成とデビュー早々から好センスぶりを発揮。その大胆なレース運びから固定ファンも多く、SGオールスターには、97年から23年(準優勝)まで、27年間連続で出場している地元の大スター。人気だけでなく5回のSG制覇、24回のG1制覇を誇り、マスターズ世代になっても変わらず高勝率を維持する実力者だ。23年は9月の常滑周年、唐津周年でG1を2回優勝の固め打ちで通算100回目の優勝も達成。獲得賞金も大きく上乗せして、2年ぶり14回目のグランプリ出場も果たした。濱野谷は記念のあっせんが多いので、地元とはいえ多摩川を走る機会は限られているが、ここまで2回のG1Vを含め16回の優勝を誇り、あと1つ上乗せすれば当地最多Vの記録を持つ三角哲男の17回に並ぶ。直近の多摩川出場は10月のウェイキーカップ。その時は思うように仕上がらず節間2勝に終わったが、初日のドリームは地元の意地を見せて人気に応えて逃げ切っていた。一般戦を走れば存在感は断然だ。
三角哲男
3256 (東京)
当地最多17Vを誇る是政の古豪
唯一のSG優勝は大外から差して制した94年の住之江グラチャン。あれから約30年の月日が経ち、今節出場メンバーの中では最古参となっているが、現在でも高水準の勝率を残していてA1級を維持。4月には史上37人目の通算2500勝も達成した。最近は記念を走るケースが減ってしまったが、23年は一般戦ながら10回の優出を果たして、優勝3回、準優勝も3回と勝負強さは相変わらずだ(12月19日現在)。東京3場ではいずれも安定した成績を残すが、特に多摩川の強さは際立っている。多摩川通算17回の優勝は長岡茂一、濱野谷憲吾を抑えて最多の数字だ。得意水面の当地ではモーターの調整でも常に正解を出すのが大きな武器。低勝率機でも戦える範囲のパワーはつけ、好素性機ならば間違いなく上位の足に仕上げてくる。もちろん多摩川での走り方も熟知していて、展開に応じたベストのハンドルを入れる。