レース展望
創刊55周年記念夕刊フジ杯
- 2
- 15木
- 16金
- 17土
- 18日
- 19月
瓜生正義を筆頭に記念レーサーが目白押し
主な出場選手
- 瓜生正義3783(福岡)
- 赤岩善生3946(愛知)
- 作間章3966(東京)
- 金田諭4036(埼玉)
- 杉山裕也4269(愛知)
- 西山貴浩4371(福岡)
- 河合佑樹4494(静岡)
- 深谷知博4524(静岡)
瓜生正義
3783 (福岡)
際立つSG11Vの実績!近況上向き
1995年5月に若松でデビューし、3走目に早くも水神祭を挙げ翌年の11月に平和島で初Vを達成。デビューから3年後の常滑周年でG1制覇と異例のスピードで出世を続け、早い時期からG1、SGの常連に定着。SG初Vはデビューから12年後の住之江オールスターと意外に時間はかかったが、そこからはコンスタントに優勝を重ねて、ここまで2回のグランプリ制覇を含みSG戦は11Vの活躍。この数字は引退した野中和夫さんの17V、松井繁の12Vに次ぐ歴代3位タイの記録だ。ただ、21年のグランプリVの後は意外なことに一般戦の優勝もない。昨年も目立った活躍といえば芦屋オールスターの優出(4着)があるぐらいだ。それでも昨年末の芦屋周年、(6着)、今年1月の下関周年(5着)とファイナルに進出し調子は上向き。多摩川では周年制覇2回の実績もあり相性はいい。しっかり結果を出し復調のきっかけをつかむ。
深谷知博
4524 (静岡)
近況の勢いは静岡支部でも屈指
2008年11月の浜名湖はデビュー1走目でいきなり水神祭を達成。そこからも順調に力をつけて、14年の浜名湖周年でG1戦初優出初V、20年の大村ダービーでもSG初優出初Vと深谷は何かと初づくしが多い。22年は鳴門チャレンジカップで2回目のSG戦を制し、昨年も住之江グランプリシリーズで3回目のSGVを飾るなど、現在では菊地孝平や坪井康晴らと並び、静岡を代表する選手に成長した。直近の多摩川参戦は昨年4月のサントリーカップ。G3戦らしく白井英治、馬場貴也などの強豪が多数参戦していたが、深谷は予選をオール2連対でまとめて余裕の得点率1位。準優も優勝戦もインからトップスタートを決めて圧勝してみせた。その1カ月前のG1ウェイキーカップでも優出(3着)を果たすなど当地水面はかなりの高実績を残す。日本一の静水面といわれる多摩川は深谷にとって存分に持ち味が出せるのだろう。
作間章
3966 (東京)
調整力と旋回技術は紛れもなく記念級
今節参戦するA1級の選手11人のうち、東京支部は作間1人だけ。必然的に地元の期待を一身に集める。最近は記念を走る機会が減ってしまったが、過去にはSGで2回、G1は10回の優出歴がある。直近1年間の平均スタートタイミングはコンマ18と決して速くはないが、スタートよりもコーナーワークで勝負するタイプ。タイミングより全速でスリットを通過することを重視しているので、意外にまくり勝ちも多い。加えてモーターの調整にも長けていて、ほとんどの場合に素性以上に仕上げてみせる。印象深かったのが昨年10月の当地G1ウェイキーカップ。直線に特長のある24号機を引き当てて予選を8位で通過。優出こそ逸したがトップクラスの行き足に仕上げていた。実は作間は8月にも同じモーターを引いていて、調整はしっかり手の内に入れていた。今回も好モーターを引ければSGレーサーとも互角に渡り合えそうだ。