BOAT RACE 多摩川
非開催
07/05
開催まで4日
本日の場間場外発売
児島 GⅡ 平和島 GⅢ 鳴門 一般 芦屋 一般
江戸川 一般 常滑 一般 びわこ 一般 福岡 一般
桐生 一般 蒲郡 一般 住之江 一般 大村 一般

レース展望

一般

第1回坂上忍杯

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当地は連続優勝中の徳増秀樹が中心 そろそろ藤田俊祐の初Vも

「第1回坂上忍杯」は準優3個レース制で行われる6日間開催。49歳とマスターズ世代になっても常に快速仕立てで高勝率を維持する徳増秀樹の実績が断然。また、重野哲之もやはりモーターの調整に長けており、最近の当地では目立った活躍こそないが、本来は多摩川が得意。全速主体の果敢な攻めで記念級相手でも波乱を巻き起こせるのが黒野元基。7期ぶりにA1級復帰と近況上昇ムードは松尾充、当地水面への苦手意識を完全に克服した桐本康臣など、今節は東海地区の層が厚い。一方、堅実にレースを運ぶ古結宏や、妹尾忠幸も確実にポイントを稼ぎ得点好位につけてくる。迎え撃つ東京支部での注目選手は梶野学志と藤田俊祐。梶野は純地元水面で気合が入るだろうし、東京3場でも多摩川はV5と最も優勝回数が多い。藤田は期ごとに勝率を上げている。出走回数不足でB1級に降級しているものの、直近の期は初の6点台勝率を残している。

主な出場選手

  • 徳増秀樹3744(静岡)
  • 重野哲之3995(静岡)
  • 古結宏4002(兵庫)
  • 桐本康臣4043(三重)
  • 妹尾忠幸4089(岡山)
  • 松尾充4754(三重)
  • 黒野元基4960(愛知)
  • 藤田俊祐5226(東京)
本命選手

徳増秀樹

3744 (静岡)

卓越した整備力とスタート力で圧倒

SGは2020年の宮島グランドチャンピオンを制していて、G1優勝も4回ある。マスターズ世代になっても変わらず高勝率。近況も好ペースを持続していて、一般戦に限れば6月21日の浜名湖まで現在5連続優出中(V1)。静岡支部でも屈指の整備巧者として知られる。前回の多摩川参戦は5月の「にっぽん未来プロジェクト競走in多摩川」で、低勝率の34号機を日ごとに仕上げ、最終日にはトップクラスの足に仕上げて優勝。この34号機はその後も好パワーを維持していて、SGオールスターでは瓜生正義が引き当てて優出(5着)を果たしている。調整力に加えてスタート力も徳増の魅力。しっかりモーターを仕上げたうえで、スリットで前にいるなら1Mは余裕を持って立ち回れる。多摩川は昨年1月のマスターズリークでも優勝していて、今回は当地3連続Vがかかる。今節は6日制だけに、じっくりモーターを仕上げられる分も徳増にとっては有利。

対抗選手

黒野元基

4960 (愛知)

主戦法のまくりで波乱を巻き起こす

2016年にデビューした愛知の成長株。2022年前期からA1級を連続で維持するようになり、近況も好調。2月蒲郡の東海地区選は優出3着。4月の若松では4コースから差し切って今年初V。その後も桐生、蒲郡、丸亀で準優勝を3回続けるなど好ペースを維持。スタートは安定しているが、際立っては速くない。それでも黒野の魅力はのぞけば果敢に握っていく積極的な姿勢。現在は差し位置とされる4カドでも、差しやまくり差しよりも、まくり勝ちの決まり手が最も多い。その一方、3コースではまくり差しのハンドルが一番多く、1Mは決して決め打たず隊形に応じて柔軟に運ぶ器用さがある。多摩川で最も印象深かったレースは昨年3月のウェイキーカップ準優戦。すぐ外の船岡洋一郎にまくり差されてしまい惜しい2着だったが、4カドから一気に絞って内3艇をたたき3連単9万円台の大穴を演出。ツボにはまればSG級が相手でも好勝負を演じられる。

地元イチオシ

藤田俊祐

5226 (東京)

復帰後も好調 初V達成も時間の問題

2021年11月に当地でデビューした129期生。養成所のリーグ戦では6.99と期の中で4番目の高勝率を残し、修了記念の優勝戦は3着。養成所の成績はダテではなく、デビューから4期目には5.68の勝率を残して初のA2級に昇格。昨年11月に戸田の落水で負傷してしまい、約4カ月間の欠場を余儀なくされたが、復帰2戦目の鳴門で優出(4着)、続く芦屋でも優出(3着)と全くブランクを感じさせない。そして6月、スピード自慢がそろったびわこのイースタンヤングでも大暴れして優出(5着)とアピール。初Vはあと一歩のところでお預けになっているが、達成するのは時間の問題だろう。多摩川のフレッシュルーキーでもあり、当地は走り方や調整も熟知しているだけに、そこそこのモーターさえ引くことができれば格上相手でも互角に渡り合えるはず。初優出を果たした思い出の地で初Vが達成できれば最高だ。