BOAT RACE 多摩川
非開催
10/16
開催まで1日
本日の場間場外発売
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レース展望

一般

第61回サンケイスポーツ賞

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当地での実績と経験なら村田修次も実力拮抗で戦国模様の一節

「第61回サンケイスポーツ賞」は準優3個レース制での5日間開催。出場メンバーは実力が拮抗していてリーダーは群雄割拠だが、多摩川での実績と経験でいえば村田修次がややリードしている。50代とは到底思えない旋回力とスピード感で、中堅から若手世代を封じる走りに期待したい。大阪からの刺客・井上一輝は現行モーターでの初おろしシリーズで優出しており、速攻力も込みでこちらが対抗的存在。ベテラン世代では柴田光と武田光史が筆頭格で、両者ともに今期(5月~)は6点台後半の勝率で推移と全く衰えを感じさせない走り。清水敦揮・妹尾忠幸の岡山コンビも今年6月以降に当地に参戦しており、経験値でも地力でも負けてはいない。荒川健太・大須賀友は前回当地参戦時に調整面でかなり苦戦していた印象もあるが、元来の調整手腕は上位レベルだけに、それなりのモーターさえ手にすれば力を引き出せるはずだ。

主な出場選手

  • 柴田 光3532(群馬)
  • 武田光史3654(福井)
  • 村田修次3826(東京)
  • 荒川健太4049(三重)
  • 清水敦揮4051(岡山)
  • 妹尾忠幸4089(岡山)
  • 大須賀友4518(愛知)
  • 井上一輝4826(大阪)
本命選手

村田修次

3826 (東京)

成績にスタートと安定感◎の多摩川巧者

46歳でマスターズチャンピオンに輝き、それから4年が経過した今も衰えを知らない鋭いターンとそのスピード感が大きな武器。そんな東都のレース&プロペラ巧者は多摩川における強さも今節中では抜けた存在で、周年記念1Vを含む11V。加えて優出は44回を数え、今節中で2位の田中豪が29回だから申し分のない実績といえよう。通算では59Vを誇り、昨年こそ優勝がなかったものの、それ以前はほぼ毎年複数回の優勝を重ねる浮き沈みのなさもまた強さの1つだ。今年は8月下旬時点で4優出2Vの成績を残していて、うち1Vが1月の多摩川でのもの。その時とはモーターが入れ替わっているが、8月の参戦時に現行モーターの経験もあり、時期が近いという点でもやや有利か。他方で、2021年10月桐生以降はフライングがゼロ。スリットでの後手もまず見られるタイプではないだけに、この安定性も近況の魅力といえる。

対抗選手

井上一輝

4826 (大阪)

センター強攻にすごみある関西の実力派

羽野直也や倉持莉々を擁する114期の実力者で、中外からでも鋭い踏み込みで速攻を決めるレースが最大の魅力。これまでSGこそ出場はないものの、2019年からはコンスタントに優勝を重ねており、通算では9場で12Vと地力がしっかり結果に結び付いている。ちなみに今年は2回のVがあるが、どちらもセンター筋からの強まくりで決めたもの。やはり中外でこそ、本人のすごみが投影される。優出でいえば今年は8月下旬時点で9回を数え、これは全て違う場で果たしたもの。水面を問わずキッチリと結果を残せるのも大きな強みといえる。多摩川では4月に優出(4着)。これは現行モーターの初おろしシリーズで、この時も初日からモーターパワーに本人の調整をうまく合わせ、1節間安定的に善戦していた。その時に乗った49号機は近況こそ鳴りを潜めているが、当時の経験が生きれば今シリーズの躍動も十分に見込める。

地元イチオシ

西舘健

4345 (東京)

今年5回目の当地参戦で近況も善戦多数

特に当地直近2節での躍動が目覚ましかった。前回7月は優出こそならなかったものの、67号機のパワーを余さず引き出して準優は2枠(4着)。予選中にはまくり勝ちを連発するなど迫力のあるレースぶりが目立った。この時は初日から機力にも納得の談話が出ていたものだが、一方で2節前、6月の相棒はSGオールスターで乗ったレーサーがかなり苦戦していた平凡機だった。それでも大崩れのない走りを続け準優3枠を得ると、ここでも冷静かつ的確なレース運びで好走し優出(6着)を果たした。今年の優出はこの多摩川での1回のみだが、昨年は多摩川での2回を含む3優出とそれなりのモーターさえ手にすればキッチリ善戦し成績にも表れる。地元だけに調整術や走り方は手の内にあり、現行モーターに変わってからも今回が4回目の参戦と経験値は十分。近況の実績も込みで推せる存在だ。