レース展望
第46回新春特別かどまつ賞
- 1
- 3金
- 4土
- 5日
- 6月
- 7火
新年はワザで齊藤仁と中野次郎! 復帰後好調な倉持莉々
主な出場選手
- 齊藤仁3978(東京)
- 中野次郎4075(東京)
- 寺本重宣4086(東京)
- 杉山貴博4134(東京)
- 梶野学志4140(東京)
- 小林泰4401(東京)
- 倉持莉々4825(東京)
- 藤田俊祐5226(東京)
齊藤仁
3978 (東京)
展開に応じた柔軟さばきが光る
東京支部きっての技巧派。レースぶりは決して派手ではないが、展開に応じた変幻自在なハンドルワークが魅力。1コース戦の安定感もかなりのものだが、アウトからでもわずかな隙を見逃さず、巧みにボートを操ってくる。大崩れは少なく確実にポイントを稼いでくるので、予選終了時には大概は得点率上位に位置している。G1の優勝歴が3回あり、SGの優勝はないが2013年にはグランプリ出場の実績。2024年は優勝こそなかったものの(12月19日現在)、大村オーシャンカップでの優出(5着)があった。多摩川での優出は37回を数えるが、優勝回数は2回だけ。江戸川で優勝7回、平和島で優勝6回との比較をすれば当地は意外に少ない。2024年の正月かどまつ賞に参戦していて、その時は優勝戦1号艇で人気を集めたが、佐藤翼に差されて惜しくも準優勝だった。2025年はその上、狙うは優勝だ。
中野次郎
4075 (東京)
得意の地元で新年開幕ダッシュへ
東京支部屈指のオールラウンダー。SGの優勝こそないが優出は5回。G1優勝は通算5回を誇る。そのうち2回はここ多摩川でのものだが、2015年のウェイキーカップV以降は大きなタイトルと縁がない。それからは幾度もG1やSGの優出は果たしたものの、あと一歩のところで優勝を逃してきた。一般戦では安定して優勝を飾っているが、中野の実力を考慮すればやはり少し寂しい。過去51回の優勝のうち10回はここ多摩川でのもの。当地との相性は抜群といっていい。水面特性もしっかりと把握しているが、当地ではツボにはまった時に、かなりの快速に仕上げることがある。直近の当地優勝は2023年の2月だったが、その時には2連対率24.6%のモーターを節一のパワーに引き上げていた。今節は正月戦なので地元を得意とするレーサーは多いが、その中でも中野の実績はかなり上位。好結果を出して、新年は開幕ダッシュといきたい。
倉持莉々
4825 (東京)
長欠も何のその 近況大ブレイク中
2回目のSG出場だった2023年の芦屋オールスターでは強烈に存在感をアピール。予選では6コースから3連単13万円台の超大穴を出し、準優も5コースから差し切って女子としては史上5人目のSG優出を果たした。優勝戦でも石野貴之、濱野谷憲吾に次ぐ3着、SGレーサーが相手でもターンが通用することを存分に証明した。その後に、約1年3カ月の長欠に入りレース勘が心配されたが、復帰戦だった2024年10月の平和島では節間4勝を挙げる活躍で、準優4着まで行った。その後の3節もすべて準優に乗っていて、そのうち当地のヴィーナスシーズを含め優勝戦2着2回の大活躍。長欠のブランクを全く感じさせず、むしろ、より強くなった印象を受ける。この1月からの級別は出走数不足でB2級ではあるものの、このペースなら間違いなく来期はA1級へ戻ってくる。そう遠くないうちに大きなタイトルも、きっと取るだろう。