レース展望
ルーキーS第1戦スカパー!第25回JLCカップ
- 1
- 10金
- 11土
- 12日
- 13月
- 14火
- 15水
実績上位の藤原碧生と中村日向を地元藤田俊祐が迎え撃つ
主な出場選手
- 高橋竜矢5015(広島)
- 中村日向5043(香川)
- 前田滉5068(愛知)
- 濱野斗馬5136(香川)
- 大澤風葵5141(群馬)
- 藤原碧生5217(岡山)
- 藤田俊祐5226(東京)
- 中山翔太5256(三重)
藤原碧生
5217 (岡山)
24年に大ブレイクした令和の怪物
2021年11月デビューの129期生。デビュー当時からセンスの良さは評価されており、24年はその素質が完全に開花。24年前期は5.52の勝率で初のA2級へ。後期は6.70の高勝率をたたき出して同期では最速でA1級に昇格。24年3月に浜名湖で初Vを達成した後は覚醒したかのように優勝を量産し、12月の児島で24年5回目のV。児島で優勝する直前の鳴門周年は予選をオール3連対でまとめて予選を通過。準優も2着として、自身2回目のG1参戦ながら堂々の記念初優出(5着)を決め、その実力がトップクラス相手でも通用することを証明してみせた。25年はトップルーキーにも選出され、今後はG1やG2のあっせんも増えるはずだが、藤原にとっては通過点に過ぎないだろう。さらにその上、SGでの活躍を早く見てみたい。多摩川は24年5月に1節走っただけだが、今の勢いなら問題なくこなすだろう。
中村日向
5043 (香川)
唯一のタイトルホルダーが貫録を示す
養成所でのリーグ戦勝率は4.53と平凡で、18年5月丸亀でのデビュー節も6着6本と全くいいところがなかった。水神祭はデビューから1年7カ月後、170走目の丸亀とかなり遅かった。ただ、その節は同時にレーサー生活初の優出も経験して、そこからは別人のように成長を遂げた。22年2月の四国地区選で初のG1優出を果たし、翌年の四国地区選でG1初V。いずれも登録5000番台のレーサーとして初の快挙だった。この23年は年間V4、期別でも自身最高勝率の7.29をマークした。多摩川は通算で3回だけと走る機会は非常に少ないが、実はなかなかの好成績を残している。22年のヤングダービーで優出(5着)、24年4月には1枠で人気を集めた茅原悠紀を2コース同体からまくってつぶし優勝。ちなみに、今節参戦するメンバーのうち多摩川で優勝歴があるのはこの中村だけ。得意の当地で復調のきっかけをつかむ。
藤田俊祐
5226 (東京)
多摩川の新星が全国区へ飛躍
129期、養成所のリーグ戦では6.99と同期の中で4番目の高勝率を残し、修了記念の優勝戦は3着。デビュー後は4期目に5.68の勝率を残してA2級に初昇格し、デビューから1年9カ月後に多摩川で初優出(6着)も達成した。23年11月に戸田での落水で負傷してしまい、約4カ月間の欠場を余儀なくされ、出走数不足でB1級に降級してしまったが、その後は各地で順調な活躍ぶりで新年1月からは初のA1級へ昇格。全国に12人しかいないトップルーキーにも選出された。ただ、藤田は意外にもここまで優勝した実績がない。24年まで当地のフレッシュルーキーだっただけあって、当地での出走回数は出場メンバーの中でダントツに多い。走り方も熟知し、調整も手の内に入れていてモーターは良く出す。直前のかどまつ賞を走っているのも大きなアドバンテージ。初Vは時間の問題ともいえるが、是非とも思い入れのある当地水面で達成したい。