レース展望
夕刊フジ杯
- 1
- 19日
- 20月
- 21火
- 22水
- 23木
丸岡正典を中心に大阪勢強力 地元からは成長著しい宮之原輝紀
主な出場選手
- 丸岡正典4042(大阪)
- 久田敏之4188(群馬)
- 安達裕樹4227(三重)
- 上條嘉嗣4514(大阪)
- 金子賢志4539(群馬)
- 小野達哉4653(大阪)
- 白神優4713(岡山)
- 宮之原輝紀4939(東京)
丸岡正典
4042 (大阪)
近況スランプもダービーV2の実績光る
数多くのSG、G1覇者を輩出した銀河系軍団と呼ばれる85期生。丸岡自身もSGのダービーを2回制し、G1優勝も通算4回を誇る。ただ、前期は意外な苦戦を強いられて40期続けてきたA1級を守れず、この1月からはA2級へ降級。今年からマスターズ世代に入ったものの、まだまだ衰えるような年齢ではないだけに、再びA1へ復帰して記念での活躍が見たい。決して派手なレーススタイルではなく、どちらかといえば艇間を割るような運びが目立つが、もちろんのぞいた場合にはまくりも決める。センターまでの1着率はかなり高く、多摩川に関しては5、6コースでも常に舟券の対象になる。当地は約2年半ぶりの参戦で、前回のG3サントリーカップでは準優1枠で敗れて16万円券を提供してしまったが、予選は活躍して2位での通過だった。前々回の澤乃井カップは優勝戦で1枠から圧勝していて、久しぶりの参戦でも心配はいらないだろう。
久田敏之
4188 (群馬)
一般戦なら無類の勝負強さを発揮
父は2018年に引退した久田正晴さん。久田敏之はA1級を25期連続で続けるなど常に成績は高水準で安定。2016年から2021年まで6年連続でSGダービーにも参戦していた。最近の群馬支部では関浩哉や土屋智則、椎名豊らの台頭も目立っていて、久田が記念にあっせんされる機会は減ってしまったが、それでも一般戦を走れば常に優勝候補の一角に名を連ねる。2024年は21節の一般戦に出場し、16回もの優出を数え5回の優勝。優出を外した5節も準優には乗っていて、予選落ちした節は1つもない。中堅以下のモーターを引いたことも幾度かあったはずだが、それでいてこの成績を残したことを考慮すれば、いかに久田が安定したレーサーであるかが分かる。多摩川を走る機会はあまり多くなく、過去5年でも5回の出場しかない。昨年も6月のデイリースポーツ賞に1回参戦しただけだが、その時は予選を3位で突破しての準優勝。水面との相性は上々だ。
宮之原輝紀
4939 (東京)
地元の若手でも旋回スピードは屈指
一昨年は年間V6の固め打ちでクラシックの出場権を得て、そのクラシックでは予選を4位で通過しての優出(3着)と存在感をアピール。SGでも実力が通用することを証明してみせた。残念なことに9月の津周年の優勝戦でFを切ってしまった罰則で、1年間はG1、G2を走ることができなくなったが、一般戦を走れば旋回スピードは断然。今年は各地での優勝ラッシュが期待できる。念願の記念初Vは当分先のことになったが、今は焦らずにじっくりと爪を砥ぐ期間だ。多摩川ではデビュー当時はそれほど目立った活躍がなかったが、2019年ごろから本来の力が出せるようになった。昨年は3回の出走ですべて優出(V1)と好結果を出している。そのうち、直近11月のウェイキーカップでも安定したさばきで予選を8位タイで通過。優勝戦こそ6着だったが連対率の平凡な57号機を仕上げていて、当地では調整もうまく合わせる。