BOAT RACE 多摩川
開催中
01/10
開門時間 10:00
本日の場間場外発売
鳴門 GⅢ 徳山 一般 からつ 一般 浜名湖 一般
常滑 一般 尼崎 一般 児島 一般 住之江 一般
丸亀 一般 大村 一般

レース展望

一般

夕刊フジ杯

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丸岡正典を中心に大阪勢強力 地元からは成長著しい宮之原輝紀

「夕刊フジ杯」は準優3個レース制での5日間開催。今節は大阪支部から好メンバーが多数参戦。前期不振で1月からA2級となった丸岡正典だが、ダービー2冠と実績はズバ抜けている。そして、最近の小野達哉は調整が合うのか冬場に好成績を挙げている。一昨年は年またぎで5連続優出(V2)を記録し、昨年末も丸亀で優出(6着)、続く年末の住之江で優勝とこの冬もリズムを上げている。上條嘉嗣も一般戦ながら昨年はコンスタントに17回の優出を数え、優勝2回、準優勝4回の活躍だった。後述するが、その上條以上に一般開催に強いのが久田敏之。一方、安達裕樹は前期F2の影響で降級したが、地力に加え多摩川との相性も良くシリーズを盛り上げよう。地元の期待を一身に集めるのは宮之原輝紀。一昨年はV6、昨年は優勝こそ1回だけだったが、戸田クラシックを含め記念3優出と大舞台でアピール。SGレーサーが相手でも旋回技術はヒケを取らない。

主な出場選手

  • 丸岡正典4042(大阪)
  • 久田敏之4188(群馬)
  • 安達裕樹4227(三重)
  • 上條嘉嗣4514(大阪)
  • 金子賢志4539(群馬)
  • 小野達哉4653(大阪)
  • 白神優4713(岡山)
  • 宮之原輝紀4939(東京)
本命選手

丸岡正典

4042 (大阪)

近況スランプもダービーV2の実績光る

数多くのSG、G1覇者を輩出した銀河系軍団と呼ばれる85期生。丸岡自身もSGのダービーを2回制し、G1優勝も通算4回を誇る。ただ、前期は意外な苦戦を強いられて40期続けてきたA1級を守れず、この1月からはA2級へ降級。今年からマスターズ世代に入ったものの、まだまだ衰えるような年齢ではないだけに、再びA1へ復帰して記念での活躍が見たい。決して派手なレーススタイルではなく、どちらかといえば艇間を割るような運びが目立つが、もちろんのぞいた場合にはまくりも決める。センターまでの1着率はかなり高く、多摩川に関しては5、6コースでも常に舟券の対象になる。当地は約2年半ぶりの参戦で、前回のG3サントリーカップでは準優1枠で敗れて16万円券を提供してしまったが、予選は活躍して2位での通過だった。前々回の澤乃井カップは優勝戦で1枠から圧勝していて、久しぶりの参戦でも心配はいらないだろう。

対抗選手

久田敏之

4188 (群馬)

一般戦なら無類の勝負強さを発揮

父は2018年に引退した久田正晴さん。久田敏之はA1級を25期連続で続けるなど常に成績は高水準で安定。2016年から2021年まで6年連続でSGダービーにも参戦していた。最近の群馬支部では関浩哉や土屋智則、椎名豊らの台頭も目立っていて、久田が記念にあっせんされる機会は減ってしまったが、それでも一般戦を走れば常に優勝候補の一角に名を連ねる。2024年は21節の一般戦に出場し、16回もの優出を数え5回の優勝。優出を外した5節も準優には乗っていて、予選落ちした節は1つもない。中堅以下のモーターを引いたことも幾度かあったはずだが、それでいてこの成績を残したことを考慮すれば、いかに久田が安定したレーサーであるかが分かる。多摩川を走る機会はあまり多くなく、過去5年でも5回の出場しかない。昨年も6月のデイリースポーツ賞に1回参戦しただけだが、その時は予選を3位で突破しての準優勝。水面との相性は上々だ。

地元イチオシ

宮之原輝紀

4939 (東京)

地元の若手でも旋回スピードは屈指

一昨年は年間V6の固め打ちでクラシックの出場権を得て、そのクラシックでは予選を4位で通過しての優出(3着)と存在感をアピール。SGでも実力が通用することを証明してみせた。残念なことに9月の津周年の優勝戦でFを切ってしまった罰則で、1年間はG1、G2を走ることができなくなったが、一般戦を走れば旋回スピードは断然。今年は各地での優勝ラッシュが期待できる。念願の記念初Vは当分先のことになったが、今は焦らずにじっくりと爪を砥ぐ期間だ。多摩川ではデビュー当時はそれほど目立った活躍がなかったが、2019年ごろから本来の力が出せるようになった。昨年は3回の出走ですべて優出(V1)と好結果を出している。そのうち、直近11月のウェイキーカップでも安定したさばきで予選を8位タイで通過。優勝戦こそ6着だったが連対率の平凡な57号機を仕上げていて、当地では調整もうまく合わせる。