BOAT RACE 多摩川
非開催
02/05
開催まで10日
本日の場間場外発売
芦屋 一般 からつ 一般 戸田 一般 江戸川 一般
びわこ 一般 児島 一般 宮島 一般 桐生 一般

レース展望

一般

スタート巧者選手権!第20回日本財団会長賞

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中心はSG2冠の片岡雅裕 豊田健士郎も各地でVを荒稼ぎ

「スタート巧者選手権!第20回日本財団会長賞」は準優3個レース制の5日間開催。実績ならSG2冠の片岡雅裕がズバ抜けている。多摩川の一般戦を走るのはまれだが、よほど抽選運が悪くなければ優出は外さないだろう。一昨年から本格化を示し各地でVを量産する豊田健士郎も見逃せない。昨年末に地元の三国周年で2回目のG1制覇を達成した下出卓矢はコースを問わずに強まくりに威力がある。特に不利な外枠時にチルトを跳ね、モーターとうまくマッチすれば、1コースが有利な多摩川でも面白い存在になる。同じ福井支部の中辻博訓は下出とは逆に柔軟なハンドルでポイントを稼ぐ。調整力に長けている岡祐臣は好素性のモーターを引ければ必ず上位の足に仕上げて優出戦線をにぎわせる。地元勢ではA1級レーサーは不在だが、角谷健吾、森作雄大、桑原将光らが参戦。当地相性も加味すればやはり角谷が大将格といえる。

主な出場選手

  • 角谷健吾3613(東京)
  • 石田章央3811(静岡)
  • 中辻博訓3833(福井)
  • 黒柳浩孝4161(愛知)
  • 岡祐臣4261(三重)
  • 下出卓矢4415(福井)
  • 片岡雅裕4459(香川)
  • 豊田健士郎4856(三重)
本命選手

片岡雅裕

4459 (香川)

香川支部をリードするエース格に成長

2007年デビューの101期生。デビューから1年半近くで初優出、その1年後に初Vを達成と頭角を現すのは早かった。2022年に浜名湖メモリアルでSG初Vを達成し、翌年には三国チャレンジカップで2回目のSG制覇。香川支部でSGを複数回制したのは引退した安岐真人さん、平尾修二さんに次ぎ歴代3人目のこと。片岡はほかにびわこ周年や尼崎BR甲子園の優勝歴があり、今では香川支部をけん引する看板レーサーといえる。昨年は優勝こそ一般戦での2回だけだが、地元丸亀のメモリアルなど5回の記念優出があった。グランプリ出場は逃したものの獲得賞金も終盤まで好位置につけていた。多摩川を走る機会は少なく、過去5年間での出走は一昨年と昨年のウェイキーカップ、昨年のオールスターだけ。いずれも予選突破はならなかったがオールスターでは節間3勝を挙げる活躍だった。今節においてはズバ抜けた実力だけに、何の問題もないだろう。

対抗選手

豊田健士郎

4856 (三重)

ツボにはまった時の爆発力はかなり

デビュー当時は目立つ存在ではなかったが、デビュー4期目にB1級、7期目にA2級、9期目に初のA1級に昇格と着実に力をつけてきた。2023年にはV5を挙げる活躍で、2024年には初のSGとなる戸田クラシックに出場。この年には年間V9と大躍進を遂げて3月の若松クラシック出場も決めている。一昨年のすべての優勝と、昨年V9のうち6回は優勝戦で1号艇を得ての逃げ決着。調子をつかんだ時には誰も止められないほどに突っ走り、優勝戦のポールポジションを得るスタイル。ただ、デビューからここまで記念での活躍は2019年の三国ヤングダービー(2着)、2021年の津周年(3着)と2回の優出があるだけ。センスはいいだけに、ちょっとしたきっかけで大化けする可能性がある。多摩川は前回昨年6月に優勝を飾っていて相性アップ、ここで調子を整えてクラシックを含む記念ロードに備えたい。

地元イチオシ

角谷健吾

3613 (東京)

得意の地元で復調のきっかけをつかむ

多摩川を得意とする地元レーサーは数多いが、その中でも角谷健吾の実績は断然といえる。多摩川での通算優勝回数は三角哲男の17回、濱野谷憲吾、引退した長岡茂一さんの16回に次ぐ15回。過去5年の当地では、18節の参戦で6優出のV2。東京3場の中で最も相性が良く、当地では常にモーターを出す。低勝率機でも戦えるレベルの足に仕上げ、素性のいいモーターならトップクラスに仕立てるケースが多々あった。特に行き足から伸びが仕上がった場合には持ち前の積極攻撃の威力が一段と増し、スタートも安定しているのでまくり連打から場内を沸かせる。最近はあまり目立った活躍がなく、昨年の優勝は芦屋マスターズリーグの1回だけ。近況は2期連続で惜しくも勝率が足りずA2級に甘んじているが、得意の多摩川なら点増しで評価していい。今節は東京支部がやや手薄だけに、強力遠征勢に待ったをかけるのはこの角谷しかいない。