BOAT RACE 多摩川
非開催
04/02
開催まで7日
本日の場間場外発売
本日の発売はありません

レース展望

一般

第35回日本モーターボート選手会会長賞

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SG初優出の地で中澤和志! 女子では倉持莉々、川井萌に注目

「第35回日本モーターボート選手会会長賞」は準優3個レース制での5日間開催。参戦メンバーのうち唯一SGのタイトルを持つ中澤和志が中心。多摩川との相性も良く、中堅程度のモーターを引けば必ずシリーズをけん引する存在になるだろう。高倉和士はどのコースからでも安定したスタートを決められるのが強み、最近はさばきに安定感を増して勝率も上げてきている。吉永則雄、田中和也の大阪コンビはともに積極的なレース運びが売り。一方、派手さはなくても堅実なコーナーワークでポイントを稼ぐのが佐藤大介。地元のA1級は牧宏次ただ1人の参戦だが、近況の勢いなら現B2級ながら倉持莉々が上。今節は倉持を含め8人の女子レーサーが参戦。注目したいのは川井萌。昨年8月に初Vを達成してから一気に好素質が開花した印象で、6.33の勝率をマークし初のA1級へ昇格。初のG1出場だった2月の東海地区選でも水神祭を達成した。

主な出場選手

  • 牧宏次3800(東京)
  • 佐藤大介3813(愛知)
  • 中澤和志3952(埼玉)
  • 吉永則雄4099(大阪)
  • 田中和也4357(大阪)
  • 高倉和士4736(福岡)
  • 倉持莉々4825(東京)
  • 川井萌5174(静岡)
本命選手

中澤和志

3952 (埼玉)

SG初優出の地で巧妙に立ち回る

マスターズ世代になっても変わらず高勝率を維持して、昨年は5年ぶりに地元戸田のダービーにも出場。最近は記念で目立った活躍はないが、一般戦では常に優勝候補の筆頭として名が挙がる。2006年の平和島クラシックを含め記念戦は5回制していて、そのうち4回は関東地区でのもの。関東での信頼度は高く、多摩川でも好走。昨年は8月の住信SBIネット銀行賞、11月のウェイキーカップと2節参戦し、住信SBIネット銀行賞では節間7勝を挙げる大活躍。優勝戦も1号艇を得て1コースから圧勝した。コース取りは淡泊な方だが、枠と対戦相手に応じたクレバーなレース運びが魅力。準優や優勝戦など勝負どころは、勝ちにこだわったハンドルを入れてくるので、枠番が不利でも決して軽視はできない。1コース戦での安定性は高く、持たせるだけの足があれば素直に本命視。しかし、外枠の時こそ中澤の真価が発揮される。

対抗選手

高倉和士

4736 (福岡)

確実に力をつけ昨年はSG初出場

2012年デビューの111期生。水神祭こそデビュー1年後とやや遅めだったが、少しずつ力をつけて2020年後期から10期連続でA1級を維持。昨年は戸田ダービーでSG初出場も果たし、準優進出と結果もしっかり残した。昨年はコンスタントに16回の優出(優勝2回、準優勝3回)があり、一般戦での安定感は抜群だ。選手層の厚い福岡支部に在籍しているので記念を走る機会は少ないが、もう少し存在感を示せれば記念の出場も増えるだろう。多摩川での出走は少なく、過去5年間でも3回の出場しかない。そこまで目立つ活躍もないが、特に苦戦するようなこともないので相性は悪くない。1コース戦はかなり安定しているので、戦える範囲の足さえあれば頭に決め打ち。センター戦での1着数もかなり多く、その位置からのハンドルはまくり、まくり差し、差しと多彩。意外に2コース時は勝ち切れないが、2着率がかなり高い。

地元イチオシ

倉持莉々

4825 (東京)

SGでも通用する屈指のターンスピード

産休を経て昨年10月、約1年3カ月ぶりに実戦に戻ってきた。最初の練習では「ターンマークを全然回れず、これではレースなんか絶対無理!」と感じたそうだが、いざ蓋を開けてみれば復帰戦の平和島では準優に進出し、節間4勝を挙げた。続く蒲郡、多摩川では優勝戦連続2着の活躍で、男女混合だった正月の当地かどまつ賞でも優出5着と健闘した。もうブランクの影響は全くなく、完全復活を遂げたといえる。2回目のSG出場だった一昨年の芦屋オールスターの予選では、6コースから13万円台の超大穴を出し、準優も5コースから差し1着。SGで外から1着を取ることは記念常連でも簡単なことではない。優勝戦は3着だったものの、女子史上5人目のSG優出はフロックではなく本人の実力だろう。今節は当地3連続優出をめざしての参戦。復帰後の優勝はまだないが、ここで決めることができれば今後のレースにも弾みがつく。