BOAT RACE 多摩川
非開催
04/01
開催まで8日
本日の場間場外発売
本日の発売はありません

レース展望

一般

多摩川のおんなカップ

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仲口博崇の実績上位も主力メンバーは差のない争い

「多摩川のおんなカップ」は準優3個レース制での5日間開催。現行モーター、ボートは今節が見納めとなり、次節からは新モーター、新ボートが登場する。主力メンバーの実力は接近していて混戦ムードが漂うが、実績ならSG覇者の仲口博崇が一歩リード。井上一輝、小野達哉の大阪両者も一般戦を走れば常に優勝候補の一角として名が挙がる実力者。両者とも当地に参戦した場合には必ずと言っていいほど多摩川選抜やDRに組まれる。近況は勢いもある井上は見逃せないが、小野は過去2節の多摩川選抜でいずれも事故で完走できずリズムをつかめなかった。今節はその雪辱といきたい。また、柔軟なコーナーワークでそつなくポイントを稼ぐ松尾拓にも注目。地元勢では小林泰と飯山泰に期待したい。ともに出し抜くスタートが持ち味で、積極性もありスリットで先手を奪えばそのまま絞っていく。

主な出場選手

  • 仲口博崇3554(愛知)
  • 飯山泰3940(東京)
  • 小林泰4401(東京)
  • 有賀達也4428(埼玉)
  • 小野達哉4653(大阪)
  • 松尾拓4808(三重)
  • 井上一輝4826(大阪)
  • 吉田凌太朗4903(愛知)
本命選手

仲口博崇

3554 (愛知)

内さえ奪えれば巧妙なさばきが生きる

逸材の宝庫と呼ばれた期はいくつかあるが、仲口の69期も太田和美や田中信一郎などSGレーサーを多数輩出。仲口も早くから頭角を現し、デビューして1年4カ月後の1993年3月に早くも初Vを決めた。2014年に地元常滑ダービーを制し、G1も7回優勝するなど長らく君臨してきた。マスターズ世代になってからは前期、前々期こそA2級に降級してしまったが、奮起して今期はA1級に返り咲き。新期(昨年11月以降)に入ってもここまで4優出と好ペースを維持。活躍の位置は主に1コースからセンターまで。外枠の時は必ず大胆に内を狙って回り込むので、進入がもつれるケースが多い。1枠のレーサーからすればたまったものではないが、隊形を波乱含みにしてくれるので穴党ファンからすれば頼もしい存在。多摩川は前回参戦時こそ優出を逃してしまったが、それ以前の3節は優出を果たしていて安定した成績。過去には当地4回の優勝歴がある。

対抗選手

井上一輝

4826 (大阪)

記念優出も増えており近況絶好調!

昨年はG2の江戸川MB大賞を含む13優出し、一般戦V3と安定した成績。今年も江戸川周年(4着)、三国近畿地区選(3着)を含み5連続優出があった。前期は自身初の7点勝率をマークするなど最近は高水準でA1級をマークしているが、層の厚い大阪支部に在籍しているせいか記念を走る機会は意外に少ない。上のグレードレースで結果を出してアピールできれば、さらに記念の出場も増えるだろう。もちろんコーナーワークも鋭いが、井上の大きな武器は他艇を出し抜くスタート力。いったん勘さえつかんでしまえば、コースを問わずに力強く踏み込んでくる。そのため決まり手に関してはまくりの比率が結構高い。多摩川は優勝こそないが、昨年に3回出場していてそのうち2回優出と得意。どの節もうまく仕上げていて、今節で使い納めとなるこのモーターに3回乗っているのは大きなプラス。伸び型のモーターを引ければかなり面白い存在になる。

地元イチオシ

小林泰

4401 (東京)

純地元の多摩川初Vへ今度こそ

山梨県の出身だけに多摩川は純地元といえる。平和島では3回、江戸川では2回の優勝があるが、意外にも多摩川での優勝はない。最近の当地3節は優出を逃しているが、それ以前は6節中5回の優出があり当地との相性はかなりいい。ただ、多摩川はなぜか抽選運が良くなく、常に中堅かその下ぐらいのレベルのモーターばかり引いていたが、それでも腕でうまく成績をまとめていた。やや好不調の波があり、A2級、A1級を行ったり来たりの状態で、その要因となるのがフライング。持ち前の武器がスタートなので、期初めに事故点をつけてしまうと思い切ったレースができず、力を出し切れないケースがある。今期はここまで事故点ゼロなので、2月の平和島で優勝を飾るなどリズムがいい。今節出場している東京支部のA1級レーサーはこの小林だけで、地元の期待を相当集めそう。今節こそ多摩川初Vへ燃える。