レース展望
第61回デイリースポーツ賞
- 5
- 17土
- 18日
- 19月
- 20火
- 21水

記念レーサーが目白押しも桐生順平の中心は不動
主な出場選手
- 重成一人3908(香川)
- 赤岩善生3946(愛知)
- 桐生順平4444(埼玉)
- 上條暢嵩4719(大阪)
- 渡邉雄朗4748(東京)
- 椎名豊4787(群馬)
- 柳内敬太4790(兵庫)
- 吉田裕平4914(愛知)
桐生順平
4444 (埼玉)

埼玉の大エースは近況も好調維持
昨年秋に地元戸田でダービーを制し、年末のグランプリは準優勝。今年は記念での優勝はないものの、関東地区選(5着)、尼崎周年(6着)、住之江周年(2着)と優出し安定した成績を残す。埼玉支部の現役レーサーでSGを複数回制しているのはこの桐生だけで、同支部唯一のグランプリ覇者でもある。過去62回の優勝のうち、最も優勝してるのはやはり地元の戸田(20回)だが、次に優勝回数の多いのは多摩川(桐生も同数)。5回の優勝のうちには2016年と2021年の関東地区選も含まれていて水面との相性はかなりいい。グランプリ常連だけあって、旋回スピードや1Mでの判断力に関しては言うまでもない。一般戦を走らせればコースを問わず常に舟券の対象からは外せない。今節の直後には丸亀SGオールスターが控えていて、そこで好結果を出すためにもこの得意水面で調子を整えておきたい。
上條暢嵩
4719 (大阪)

次代の大阪支部を担うサラブレッド
父は2020年に引退した上條信一さん。兄の嘉嗣もボートレーサーで、自然とレーサーをめざして勝負の世界に足を踏み入れた。2019年のダイヤモンドカップ、2023年のヤングダービー、2024年の周年記念と昨年までに制した記念3回はすべて下関でのものだったが、今年は4月の住之江周年で地元の記念を初めて制した。昨年はF休みで出場できなかったチャレンジカップ以外7回のSGに出場し、尼崎グラチャンでは優出(5着)も果たした。選手層の厚い大阪支部でもSG初制覇に最も近いのはこの上條だろう。多摩川を走るのはごくまれで、デビューしてからこれまで9回の出場しかない。それでも一般戦に限れば6節のうち4節で優出、G1ヤングダービーでも優出2着がある。住之江育ちだけあって1コースでの1着率はかなり高いが、センターでのまくり勝ちの比率も高い。このあたりは父である信一さんとも良く似ている。
渡邉雄朗
4748 (東京)

求める伸びがくれば全速戦で内を粉砕
昨年は覚醒したかのように自己最多の年間V5をマーク。今年は3月の平和島周年で記念初優出(5着)も果たした。ひと頃は常にA1級とA2級、B1級を往復するムラな成績だったが、最近は3期連続でA1級を維持と高いレベルで成績も安定している。フライングの多さが出世を阻んできたが、無傷で思い切ったスタートを行ける時は本当に強い。変化技も使うが狙って出るのはまくり。モーター調整では常に伸びを求め、ツボにはまった時はかなり破壊力のある足になる。今節はSG級の好メンバーが多いが、しっかりスタート勘をつかんだ場合にはダッシュ水域からでも好勝負を演じるだろう。多摩川は昨年4月と10月に連続Vを飾っていて、10月のVは5コースからまくり差して万穴を提供。11月と今年2月の参戦時は優出は果たせなかったものの、ともに準優は3着惜敗。最近の当地では常に好成績を残している。