レース展望
第2回坂上忍杯
- 7
- 8火
- 9水
- 10木
- 11金
- 12土
- 13日

実績上位は仲口博崇だが主力メンバーは実力拮抗
主な出場選手
- 仲口博崇3554(愛知)
- 伊藤誠二3713(愛知)
- 寺本重宣4086(東京)
- 谷津幸宏4109(埼玉)
- 梶野学志4140(東京)
- 松田祐季4391(福井)
- 西村拓也4397(大阪)
- 今泉友吾4759(東京)
仲口博崇
3554 (愛知)

マスターズ世代になっても衰えぬ巧腕
太田和美や田中信一郎など数多くのSG覇者を輩出した69期生。仲口自身も2014年に常滑でダービーを制していて、G1の優勝も7回ある。いったん2024年の前期、後期はA2級に降級したが、2025年前期は奮起してA1級に戻り、後期もA1級を維持。マスターズ世代になって久しいが、一般戦を走れば必ず優勝候補の一角に名を連ねる。近況も4月の浜名湖(6着)、5月の常滑(優勝)で連続優出を果たすなど好ペースを維持している。活躍の場は主に1コースからセンターまで。外枠の時は必ず大胆に内を狙って回り込むので、進入がもつれるケースが多い。仲口自身は深い起こしに慣れていて、出足系もうまく仕上げるので巧みに持たせる。多摩川は近況の2節こそ準優で敗退したが、それ以前は3節連続で優勝戦に乗っていて水面との相性も上々だ。
西村拓也
4397 (大阪)

多彩な攻め技で大崩れは少ない
大きなタイトルこそないものの、いつ記念を制してもおかしくない大阪支部のホープ。昨年は尼崎グラチャンで2回目のSG優出(6着)があり、準優では5コースからまくり差して3連単10万円台の配当を出したのが印象に残る。レーススタイルは決して派手ではないものの、ターンのうまさで勝負するタイプ。それほどモーターを出すイメージはないが、その分をコーナーの鋭さでカバーしていて、道中の競りもかなり強い。一般戦では常に主役となり、今年はここまで5回の優出があり、優勝1回、準優勝3回、3着が1回と優勝戦ではすべて舟券に絡んでいて勝負強い。多摩川を走るケースはごくまれで、ここ5年間でも2回の出場しかない。直近の出走は昨年9月の静波まつり杯。その時は予選を5、6着なしで手堅くまとめての優出3着。走る機会は少なくても何の問題もないとみた。
今泉友吾
4759 (東京)

不利な枠の時こそ勝負強さを発揮
2013年5月の平和島デビュー節で水神祭を達成。ここまで12年以上のレーサー生活でフライングを切ったのはたったの1回だけ。スタートは決して速くないが、コーナーの鋭さで勝負して高勝率を維持してきた。昨年は優勝5回、準優勝4回と大活躍だった。今年はまだ優勝こそないものの、5月多摩川から3節連続優出とペースを上げていて、6月の桐生周年は得点率17位タイながら着位差で準優進出を逸したが、ターンのうまさでしっかりと着をまとめていた。一般戦に限れば多摩川は過去10節で7優出(V2)と好走。前回参戦はGWの多摩川さつき杯で、この時は全くの平凡機ながら巧みなコーナー技を駆使して優出したのはさすが。G1戦は2022年桐生の関東地区選で大外からV実績。過去にはほかに2回も6コースからの優勝があり、枠番が不利な時でも侮れない勝負強さがある。