BOAT RACE 多摩川
開催中
08/29
開門時間 10:30
本日の場間場外発売
若松 SG 宮島 GⅢ 三国 一般 徳山 一般
戸田 一般 常滑 一般 びわこ 一般 平和島 一般
桐生 一般 大村 一般

レース展望

一般

にっぽん未来プロジェクト競走in多摩川

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赤岩善生が快速仕立てで当地連続Vへ 近況の勢いは渡邉和将

「にっぽん未来プロジェクト競走in多摩川」は準優3個レース制での5日間開催。中心となるのは卓越した整備力を誇る赤岩善生。前回5月には多摩川の看板機である33号機を無敵の足に仕上げて優勝。今節も好モーターを引き当てた場合には前回同様にピンラッシュが期待できる。相手筆頭は今年特別戦V2の渡邉和将。多摩川を走る機会は2、3年に1回ペースだが、走れば常にブランクを感じさせず好結果を残している。中嶋健一郎も当地との相性はいい。また、積極的な運びでレースをつくる北野輝季、多彩なコーナーで確実にポイントを稼ぐ長岡良也にも注目。地元から参戦するA1級レーサーは飯山泰と若林将。ともにまくりを主体とする速攻派であり、両者ともに前回当地は優出は果たしたが見せ場なく6着だった。遠征勢に簡単に優勝をさらわれるわけにはいかず、今回はさらにその上、優勝をめざしたい。

主な出場選手

  • 鈴木博3412(埼玉)
  • 飯山泰3940(東京)
  • 赤岩善生3946(愛知)
  • 若林将4335(東京)
  • 長岡良也4356(兵庫)
  • 北野輝季4483(愛知)
  • 渡邉和将4537(岡山)
  • 中嶋健一郎4579(三重)
本命選手

赤岩善生

3946 (愛知)

卓越した整備力で各地Vを量産

1998年デビューの82期生。デビュー節の常滑2走目に水神祭、1年7カ月で初優勝と早くからセンスの良さを見せつけてきた。SGは2006年の住之江グランプリシリーズ優勝があり、G1戦も6回制覇の実績がある。通算の優勝回数は116回を数え、2018年には24場制覇も達成。池田浩二とともに長く愛知支部をリードしてきた。その原動力といえるのがボート界屈指の整備力。どんなモーターを引いても必ず数ランクはパワーアップさせる。一般戦の主戦場はスロー水域で、舟を引くことはまずない。多少深い起こしになっても、モーターをしっかりさせているので楽々と持たせる。多摩川は2019年の3DaysパーフェクトVを含め4回の優勝がある。前回参戦は今年5月のデイリースポーツ賞。その時は2日目から7連勝と圧倒的な強さを見せつけての優勝。今節も快速仕立てで当地連覇をめざす。

対抗選手

渡邉和将

4537 (岡山)

今年は各地の特別戦で存在感を示す

今年は2月徳山の中国地区選を制し、続く3月の尼崎周年で準優勝、そして7月の児島MB大賞でも優勝と各地のG2以上で大暴れ。今期適用勝率7.28は今節出場しているレーサーのうちで最も高い。過去1年間の実績を見ても1コースでの1着率は70%を軽く超え、センターまでなら頭で狙える。さすがに外での1着率は下がるが2、3着には必ず押さえておきたい。決まり手も多彩で差し位置と言われる2、4コースからのまくりもかなり多い。ちなみに全国24場のうち優勝がないのは江戸川、浜名湖、大村の3場。レース場を問わず常に安定した成績を残すオールラウンダーだ。多摩川を走るケースは少なく過去5年で2回の出場しかない。それでも2021年のウェイキーカップでは予選を2位通過で優出(6着)と存在感を示していた。ブランクがあったとしても、渡邉なら全く問題にはしないだろう。

地元イチオシ

若林将

4335 (東京)

出走数は少ないが隠れた当地巧者

2019年の江戸川周年でG1初制覇。江戸川で活躍するイメージが強く、実際に昨年は4回、今年はすでに5回も江戸川に参戦している。その一方、地元ながら多摩川への参戦は同期間で5回だけだったが、水面との相性は良好。東京3場では江戸川と平和島で5回の優勝があり、多摩川でも4回の優勝がある。少ない出走回数を考慮すれば、むしろ東京3場では多摩川が最も相性はいいかもしれない。若林の魅力はスリットで先手を奪って繰り出す強烈なまくりだが、状況によっては差しやまくり差しもうまく使いこなす。昨年は自身最多となる年間V6を挙げる大活躍で、今年3月には5年ぶりのSGとなる若松クラシックに出場。ただ、今年はコンスタントに優出は果たすものの優勝はゼロ。優出2着こそ3回あるが、昨年の快進撃を思えば少し物足りない成績。実績のある当地水面で復調のきっかけをつかみたい。