レース展望
第16回ボートレースレディースVSルーキーズバトル
- 10
- 29水
- 30木
- 31金
- 11
- 1土
- 2日
- 3月

スピード光る西橋奈未と倉持莉々 濱野斗馬に昨年V5の底力
主な出場選手
- 渡邉優美4590(福岡)
- 倉持莉々4825(東京)
- 西橋奈未4961(福井)
- 高憧四季5088(大阪)
- 前田翔5089(愛知)
- 大澤風葵5141(群馬)
- 濱野斗馬5136(香川)
- 藤田俊祐5226(東京)
西橋奈未
4961 (福井)

混合戦でこそ真価を発揮
レディースの主力は実力が接近していて誰をピックアップするか迷うところ。女子の中には混合戦に強いレーサー、女子戦主体に力を発揮するレーサーといるが、西橋は紛れもなく前者の方。昨年と今年のSGオールスター、昨年のSGメモリアルと過去に3回のSG出場歴があり、予選突破はならなかったがどの大会でも白星を挙げている。最近でも10月の三国3Daysでファイナル3着とリズムがいい。1コース戦もそつなくこなすが、魅力的なのがターンの速さを生かしたまくり。内を引き波に入れずとも、旋回スピードの違いでバックは外から前に出る。ネックとなっているのはスタート事故の多さで、F2で存分に持ち味を出せない期が2期あった。この点を克服できればもっと上の舞台にも行けるはず。多摩川は過去5年で4回の優出があり、2023年のクイーンズクライマックスシリーズでは優勝も飾っている。
濱野斗馬
5136 (香川)

近況不振も新期は巻き返しを図りたい
2020年デビューの126期生。レーサーになりたてのころは全く芽が出ず、水神祭を達成できたのはデビューから1年3カ月も後だった。その後もF2を経験するなど苦戦を続けていたが、昨年は別人のように躍進。昨年2月鳴門で9戦8勝の準パーフェクトで初Vを達成し、直後の四国地区選でも3勝を挙げる大活躍。SGクラシック出場には及ばなかったものの、年間V5と存在感を示した。積極性が持ち味でダッシュ水域からまくり勝ちの比率がかなり高い。その反面、攻め位置の3コースではまくり差しのハンドルが目立つ。今年は昨年ほど目立った活躍がなく、優出が3回ある程度で優勝はない(10月14日現在)。勝率も上がらずA1級維持は絶望的というような状態だが、本来の力はこんなものではないはず。月またぎの今節は途中から期替わりとなり、心機一転で気合を入れ直す。
倉持莉々
4825 (東京)

女子屈指のターンスピードが魅力
2回目のSG出場だった2023年の芦屋オールスターでは女子史上5人目のSG優出を果たし、優勝戦も3着と存在感を示した。その後は約1年3カ月の産休があったものの、昨年10月の復帰2節目蒲郡では早くも準優勝と全くブランクを感じさせなかった。オールスター優出が示すとおり、男子強豪相手でもターンは全くヒケを取らず、女子戦に入れば旋回スピードも別格。今節対戦するルーキーズの中には記念でも通用しそうなレーサーもいるが、それでも互角以上の戦いを演じるだろう。最近10月戸田のオールレディースではオール2連対で復帰後の初優勝を飾っていて、リズムも上昇線を描いている。多摩川は過去1年で5節出走と数をこなし、そのうち3節で優出を果たすなど相性はかなりいい。実力の割に優勝回数は少なく、意外にも多摩川の優勝はまだないが、相手比較から今節は大きなチャンスといえる。