インタビュー・東京支部選手一覧
PROFILE
デビュー節の平和島で9走目に水神祭
通算Vは11回 2022年に桐生関東地区選でG1初V
妻は同期の富樫麗加
1989年12月3日生まれ 身長165cm 体重54kg 血液型B型
22年に関東地区選でG1初制覇を果たしSG初挑戦
桐生の地区選を勝ったらクラシックに出られるって知らなかったんですよ。優勝できるとは思ってなかったですし、何も考えていなかったです。無欲?そうですね。あの時は勝率も全然足りなくてA2確定だったんですよ。たまたまエース機を引いて、そのエンジンの下ろしたてくらいの時に、阿波(勝哉)さんが乗っていて伸びるのを知っていました。そういう形にしてみたら当たった感じです。阿波さんのペラは見ていましたし、何となくその形にしたらめちゃめちゃ伸びたんですよ。そこから田中(豪)さんや椎名(豊)くんにアドバイスをもらって叩いたらもっと良くなりました。それに勝率もかかってなかったから、調整も何でもできたっていうのがあったかもしれません。
SGを走ってみた感想ですか? 自分はもう少し頑張らないといけないなとは思いましたね。SGを走る選手は全部がうまいというのが前提なんですけど、特にモーターを仕上げるのはめっちゃ早いと思います。ちょっといいとかってレベルじゃないです。昨日まで直線で下がっていた人が、今日になったら全然いいとかありますもんね。
多摩川との相性、周りとの関係
多摩川は練習にも良く行くし相性はいいですよ。デビュー後は同期の馬場(剛)くんが多摩川、(渡邉)雄朗さんが江戸川のフレッシュルーキーでした。自分は平和島のフレッシュルーキーだったから、多摩川を走ることが少なかったです。それでも1号艇で2回優勝していますし、嫌いじゃないですよ。この前、グループの先輩である村田修次さんと住之江でワンツーができたんですよ(24年2月、優勝は村田、今泉が準優勝)。予選も1、2位通過だったし、それはうれしかったですね。
(妻・富樫麗加との間に第一子が誕生)子供は今7、8ヶ月くらいになりました(取材時24年4月)。男の子なんですけど、だんだんかわいくなってきました。産まれてすぐはレースが詰まっていたし、中2日とかで帰ってきて、またレースで1週間は不在っていうようなことが多かったんですよ。だから実感が湧いたのはつい最近です。子供って最初はただ泣いているだけじゃないですか。それが少しずつ笑うようになって、キャッキャッてしたり、ハイハイもするようになって近づいてくるし、それがだんだんかわいく思えてきました。レースも変わる? よく聞かれるけど、自分はまったくないんですよ。子供が産まれたからというより、妻が産休に入っているから自分一人が頑張って稼がないとっていう気持ちはありました。
今後の目標
せっかく1回出られたし、もう1回SGに出たいです。自分に一番足りないのはスタートでした。一般戦でも早い人はいるけど伸びられることはあまりないです。相手は放りながらだったりするから1Mまでには一緒になることも多いです。でもSGは質のいい10、原田(幸哉)さんみたいに全部0台でトップスタート行って優勝するような人もいますから。そういうこともあったから、前よりも少しずつ早いのを行くようにはしています。ドカ遅れもないし、自分が覗くようにもなりました。SGを経験してから自分も少しは早くなったけど、周りもちょっとずつ早くなっています。SGは楽しかった? 楽しくはなかったです(笑)。でも、今思えばやっぱり楽しかったのかも。走ってる時はみんなが出てるし、着も取れなくて辛いけど、また出たいなって思ってます。